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編集部コラム「Every Day BASEBALL」

阪神 近本の打撃が後半戦上向いている理由とは?

 

オールスターでDeNAの筒香から打撃のアドバイスを受け、打撃の幅が広がった近本


 7月28日の巨人戦(東京ドーム)から4試合連続安打を放ち、オールスター後の後半戦で打撃好調を維持している近本光司。97試合に出場し107安打と存在感を発揮している。

 ファン投票で選出されたオールスターでは積極的にほかのチームの選手に話を聞いたという。そして第2戦ではオールスター史上2人目のサイクルヒットも達成した。この試合の第1打席では先頭打者本塁打を放っているのだが、この試合前にある強打者から打撃でのアドバイスをもらっていた。

「甲子園の試合前にベンチでDeNAの筒香(嘉智)さんから打撃についてのアドバイスをもらいました。くわしい内容は秘密にさせてもらいます(笑)。ああ、そういう考え方もあるのかと思いましたね。それで第1打席でその打ち方を試してみました」

 その後、その打ち方が身についたかどうかはまだ分からないという近本だが、打撃の中でひとつ選択肢が増えたことは事実だ。実際に後半戦14試合中7試合で2安打以上を記録という結果を残している。

「ファンの皆さんにもたくさんの声援をもらえましたし、選んだもらったことでいい刺激を受け、頭の中がリフレッシュされました」とファンに感謝をしながら、オールスターで打撃の話や走塁のアドバイスをライバルから聞き、自分の中に取り入れているという近本。それらがさらなる進化を続けていく糧となっている。

文=椎屋博幸 写真=BBM
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