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DeNAと広島に弱い巨人は逃げ切れるのか

 


巨人はDeNAと広島との相性がよくない……


 一時混戦模様だったセ・リーグだが、2位DeNAと3位広島が足踏みをした結果、再び首位の巨人が大きなリードを築くことになった。8月27日終了時点で、巨人は2位DeNAに5ゲーム差、3位広島には5.5ゲーム差をつけており、このまま順調にいけば優勝する可能性は高い。しかし、巨人はここ数年DeNAと広島に対して相性が悪く、今後の直接対決次第でひっくり返る可能性もあるのだ。
※記事内の今シーズン成績は8月27日終了時点のもの

 過去5年間の巨人の対DeNA、対広島のシーズン成績を以下にまとめてみた。

●2018年
対DeNA 9勝15敗1分
対広島 7勝17敗1分

●2017年
対DeNA 15勝9敗1分
対広島 7勝18敗

●2016年
対DeNA 10勝14敗1分
対広島 12勝13敗

●2015年
対DeNA 15勝10敗
対広島 10勝15敗

●2014年
対DeNA 11勝13敗
対広島 13勝10敗1分

・過去5年間合計
対DeNA 60勝61敗3分⇒勝率.495
対広島 49勝73敗2分⇒勝率.401

 過去5年間の合計成績でも、巨人は両チームに対して負け越している。特に広島に対しては49勝73敗2分と大きく負け越しており、相性の悪さが目立つ。両チームが巨人よりも下位だった年も負け越していることがあり、もはやチームとして相性が悪いといえる。

 2019年シーズンも、これまでのように巨人は両チームに対して苦しい戦いを強いられている。

●2019年
対DeNA 9勝10敗⇒勝率.473
対広島 7勝13敗1分⇒勝率.350

 DeNAに対してはまだ勝ち越す可能性を残しているが、相変わらず広島にはめっぽう弱く、8月27日に13敗目を喫し、早くも負け越しが決定。広島との相性の悪さは驚異的なレベルだ。

 今シーズン、巨人は9月にDeNAと6試合(9月10日、11日、12日、20日、21日、27日)、広島とは2試合(9月13日、14日)を残している。2018年シーズンの9月は、巨人はDeNAと5回対戦して1勝4敗。広島とは2度対戦して1勝1敗と成績は芳しくない。他チームとの対戦成績次第ではあるが、仮にDeNAとの直接対決で大きく負け越すようなことがあれば、終盤で首位が交代する可能性もあるだろう。相性が悪い2チームが2位、3位というのは、巨人ファンにとってかなりドキドキする状況といえるのではないだろうか。

文=中田ボンベ@dcp 写真=BBM
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