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球界デキゴトロジー/8月30日

稲尾も、球児も超えた! 山口鉄也が“鉄腕”新記録(2012年8月30日)

 

新記録に「トレーナーの方々が毎日、治療してくれたおかげです」と周囲に感謝した山口


 プロ野球の歴史の中から、日付にこだわってその日に何があったのか紹介していく。今回は2012年8月30日だ。

 大記録にも、顔色一つ変えることない。郡山で行われた中日戦で史上初の5年連続60試合登板を達成した巨人山口鉄也は、この日もいつものように仕事を完遂。23日のヤクルト戦(神宮)から中6日空いた登板の影響か、2安打を許したのはご愛嬌だったが、後続を難なく断って8回の1イニングを無失点で締め、クローザー・西村健太朗に勝利のバトンを託した。

 4年連続は1956〜59年の稲尾和久(西鉄)、61〜64年の秋山登(大洋)、2005〜08年の藤川球児阪神)と加藤大輔オリックス)がいたが、5年連続は初めて。この年は開幕から24試合連続無失点のリーグタイに並ぶなど、記録ラッシュ。これには原辰徳監督も「さらに続けてほしいですね。見事ですね」と脱帽だった。

写真=BBM
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