本塁打、盗塁部門でトップ争いを演じる山田哲
9月に入り、タイトル争いもラストスパートに突入した。
ヤクルトでは3選手がデッドヒートの当事者となる。
山田哲人は32本塁打が2本差の3位、32盗塁が4差のトップと、いずれも好位置につけている。特に盗塁部門では驚異の記録を継続中だ。8月30日の
中日戦(ナゴヤドーム)では5回に二盗を決め、これでシーズン32連続盗塁成功。1964年に
広瀬叔功がマークした「31」を抜き、プロ野球記録を55年ぶりに塗り替えた。31日の同カードでは延長10回に通算199号目となる勝ち越し3ランを放ち、トップに一時1本差に迫った。
また、高卒2年目の19歳、
村上宗隆は本塁打がトップと3本差の31本で4位、打点が2点差の86打点の2位といずれも射程圏内だ。初タイトルへ向けて再びペースアップなるか。
そして、ここに来て猛追を見せているのが大本命とも言える
バレンティン。9月1日の中日戦(ナゴヤドーム)で2点適時打をマークして81打点目。昨年のタイトルホルダーは「今年も打点王を狙っている」と意欲を隠さない。
チームは最下位に低迷したままだが、この3人のバットからはまだまだ目が離せない。
写真=BBM