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元西武・木村昇吾が体感した強力西武打線のすごさとは?

 

森をはじめ、スイングの力が強い選手がそろっている西武


 クリケット選手の木村昇吾です。パ・リーグは西武が2年連続23度目のリーグ優勝を飾りました。ソフトバンクとの最大8.5ゲーム差をひっくり返しての逆転優勝はすごいことですし、連覇は非常に難易度が高いです。ただただ、すごいことですね。おめでとうございます。

 西武のストロングポイントは何といっても破壊力抜群の打線です。機動力と長打力を兼ね備えて打線に切れ目がないのでどこからでも大量得点が入ります。辻発彦監督の采配もすごいと思います。シーズン途中に四番を山川穂高選手から中村剛也選手に代える大胆な策が見事に的中しました。現役時代は守備の名手で、打撃も首位打者を獲得した名選手です。僕は横浜(現・DeNA)在籍時にコーチ、2017年には監督と選手でお世話になりましたが、選手を適材適所で輝かせる能力が非常に高い方だと思います。

 西武に16、17年と2年間在籍しましたが、移籍した時は衝撃を受けました。野手の「振る力」がすごかったからです。実はこの「振る力」を身につけるのは難しいのです。体の強さ、バランス感覚がなければボールをミートして遠くに飛ばせません。

 また、シーズンは長いです。疲労がたまるとどうしても振る力が弱くなります。西武のこの振る力は昔から培われた伝統なのでしょう。疲れが蓄積する夏場以降も個々の選手が鋭いスイングでガンガン得点を奪います。練習量はすごいし、選手たちは好奇心旺盛でお互いにアドバイスを求め合うなど研究熱心です。

 森友哉選手も恵まれた体格ではないですが、体が壊れるぐらいの勢いで振り切ります。これを1年間続けて、3割3分近い高打率を残すのは化け物です。長距離砲の山川、中村選手だけではありません。ミート能力が高い秋山翔吾選手、栗山巧選手、源田壮亮選手もスイングの強度が強い。西武の選手たちと一緒に打撃練習をしていた日々は大きな刺激を受けて楽しかったです。

 昨年はクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージでソフトバンクに敗れてしまいましたが、今年は期する思いが強いと思います。CSを勝ち抜いて日本一へ駆け上がってほしいですね。

文=インプレッション・平尾類 写真=BBM

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