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ドラフト“名”言集

怪物が浮かべた苦笑い「外れたな、と思いました」/ドラフト“名”言集

 

ドラフト史上に刻まれた数々の事件と、そこで生まれた「言葉」を紹介。運命に翻弄された男たちは、何を思い、何を語ったか。当時の写真と事件の背景とともに、振り返ってみたい。

1998年・松坂大輔


1998年ドラフト時の松坂


 1998年、横浜高で劇的な甲子園春夏連覇を成し遂げた“怪物”を西武、横浜、日本ハムの3球団が1位指名。松坂大輔本人の希望は、高校生活を過ごした地元・横浜だった。だが、交渉権は横浜の手をすり抜け、西武の東尾修監督の下へ。松坂はがっかりした表情と苦笑いを交互に浮かべ、希望がかなわなかったことへの無念を口にした。

 しかし西武は、東尾監督が200勝の記念ボールを手渡すなどの猛烈なアタックで怪物を陥落。名投手の指導の下で、松坂は衝撃のプロデビューを果たすことになる。

写真=BBM
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