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2019社会人日本選手権

日本選手権で惜敗もチームに底力がついたシティライト岡山/JABA公式サポ・豊島わかなの熱視線!

 

10月25日から11月4日まで京セラドームで開催される第45回社会人野球日本選手権。週刊ベースボールONLINEでは、同大会にまつわるさまざまな情報や知られざる秘話を『JABA公式サポーター』が日替わりで発信していきます。本日は豊島わかなさんです。

岡山県勢初出場


シティライト岡山ナイン


 夏の都市対抗出場に続き、日本選手権も初出場を決めたシティライト岡山。岡山県の社会人野球チームは、今まで日本選手権に出場の前例がなく、同県としても初出場だったため、出場が決まったときは地元を挙げて盛り上がったそうです。夏秋初出場を果たし、今一番盛り上がっているシティライト岡山の初戦に迫りました。

 チームを支える桐山拓也監督(東海大)は、企業登録されている社会人野球チームでは最年少の32歳。若く勢いのあるチームを引っ張る頼もしい存在です。

「都市対抗が終わってから、東京ドームで学んだことを中心に練習に励んできたので、チームの雰囲気はかなり変わりました。今までよりもさらに地に足の着いたプレーができている印象があり、日本選手権の出場は選手個々の実力が発揮されて勝ち取ったなと感じています」

 都市対抗という大きな舞台を経て、チームがさらに成長をしたと桐山監督は分析していました。

「それでもまだ全国大会は厳しいと実感したのは、都市対抗2回戦の日本生命戦でした。初戦の宮崎梅田学園との試合に勝ったことで自信にはなりましたが、日本生命に大差で負けたことは大きな課題でした」

 とチームが目標とする「まずは全国8強入り」に向けて実戦練習を増やし、チーム内競争をさせることでさらに選手たちの意識アップにつなげたそうです。

 迎えた鷺宮製作所との初戦では、点の取れない状況でもベンチ内の雰囲気は明るく、試合に出ている、出ていない関係なく、全員で大きな声を出して仲間を鼓舞する姿が目立ちました。

2大大会の経験を来年へ


 結果は4対5で鷺宮製作所に惜敗しましたが、主将の丸山高明外野手(亜大)は、「負け方としては来年のチームの課題を知ることができる負け方だったので、収穫のある試合だった」と振り返りました。

「当たり前のことを当たり前にやる。100パーセントやる。これを続けてきたことが間違いではなかったと分かった1年でした。今後もやり方は変えずに、できることをしっかりとこなし、課題を克服していきたいです」

 桐山監督は、試合終盤での選手たちの粘り強さを見て、チームに底力がついたと話していました。

「スタメンで出ることができなかった選手も含め、全員がしっかりと良い準備ができていたように思います。チームの明るい雰囲気も若さあってのもの。この勢いで来年も戦い抜きたいです」

 と2大大会の経験を来年につなげていきたいと、次を見据える桐山監督の表情は明るかったです。

 どんなことでも全力で取り組み、そして自分たちの糧にしているシティライト岡山。
若いチームの今後に注目です!

公式サポーター日本野球連盟YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UC26D0n0-QuxyIghG0WqbN0A

PROFILE

左から豊島わかなさん、田中優美さん、若菜奈津美さん/写真=BBM


とよしま・わかな●1986年12月14日生まれ。愛知県出身。ニックネームは「豊ちゃん、わかちゃん」。趣味は昼寝、特技は書道。

たなか・ゆみ●1992年5月21日生まれ。神奈川県出身。ニックネームは「ゆーみん」。趣味は動物とたわむれる、特技は脚が柔らかいこと。

わかな・なつみ●1990年10月24日生まれ。神奈川県出身。ニックネームは「なっちゃん」。趣味も特技もダンス。
週刊ベースボール編集部

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