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セ・リーグ6球団 最も勝負強い得点圏打率1位は誰?

 

読売ジャイアンツ



 納得の結果ではないか。今季のチーム得点圏打率トップは.325の坂本勇人。打率.312でリーグ5位、40本塁打は同2位、94打点は同4位タイと軒並み好成績を収め、リーグタイトル奪還に貢献した。三番で3試合、四番で5試合の先発もあったが、二番で117試合の出場での得点圏ハイアベレージは、坂本勇の勝負強さもさることながら、一番に座る機会が多かった亀井善行の働きも無視することはできないだろう。亀井の一番打者成績は打率こそ.278ながら、15二塁打、5盗塁。「勇人と丸(佳浩)の前に何とか自分が塁に出て、ホームにかえってくることだけを考えていた」という37歳のベテランが、好機を演出した。

横浜DeNAベイスターズ


DeNA・ソト


 2年連続の最多本塁打に、今季は最多打点を加えた打撃部門2冠のソトがチームトップの得点圏打率.328をマークし、勝負強さを発揮した。打率自体は昨年の.310から.269へと落ち込んだが、得点圏打率に限れば、昨年の.298から大きく数字を伸ばした。この理由を本人は、「チャンスで打席が回ってきてもリラックスして投手と向かい合うことができたからだと思う。自分のプランをしっかりと立てて打席に立ち、落ち着いて走者をかえすことに集中していた」と分析。来日2年目の余裕が得点圏打率を伸ばし、結果、打点王のタイトル獲得につながったのだった。

阪神タイガース



 開幕当初から6月初旬まで打撃好調を維持していた時期に主軸の五番打者としてスタメン出場の試合もあった梅野隆太郎。4月9日のDeNA戦(甲子園)ではサイクル安打も記録するなど活躍。打撃面でもチームをけん引したが、貢献度合いを示すのが得点圏打率だ。チームNo.1の.330を記録。打点も糸井嘉男福留孝介、マルテなどの主軸を抑えてチーム2位の59と今季Aクラス入りの大きな原動力となった存在だった。

広島東洋カープ



 広島では、得点圏打率.351の會澤翼だ。この数字は、カープのみならず、セ・リーグの規定打席到達者の中でもトップだ。中でもその勝負強さを見せつけたのが、いずれも満塁の場面で放った、3本のサヨナラ打だ。4月19日のDeNA戦では9回一死満塁で中越え安打。6月20日のロッテ戦では9回二死満塁から左前打。9月23日の中日戦では10回一死満塁から中前打して、CS出場への執念を見せつけた(球場はいずれもマツダ広島)。重労働の捕手というポジションだけに、常時上位の打順に入るわけではないが、五番でも16試合、最も多かった六番では51試合にスタメン出場。ポイントゲッターとして、チームの信頼は厚い。

中日ドラゴンズ


中日・大島洋平


 今季は主に三番を担った大島洋平が、リーグ2位の得点圏打率.347を記録した。今季チーム最多の89得点をたたき出したように、本来は俊足巧打を武器にチャンスを作り出すタイプ。広角に打ち分けた巧打者は、最多安打のタイトルも獲得し、連続無安打は2試合が最長とシーズンを通して好調を維持した。塁上に走者がいれば右に引っ張り、無走者ならば左に流して好機を演出。得点圏打率リーグ2位でシーズン45打点は物足りなく感じるだろうが、それは大島がホームランバッターではないから。得点圏では121打数42安打40打点と、得点に結びつけている。

東京ヤクルトスワローズ



 バレンティンと並び、チームトップの得点圏打率.320をマークしたのが青木宣親だ。今季、青木が決勝打を放った試合は6試合で、延長サヨナラ本塁打もあったが、ほかにも印象的な本塁打があった。7月17日の巨人戦(神宮)、1対1の同点で迎えた5回無死一、二塁の場面で、値千金の勝ち越し3ランを放った。今季は打率.297と3割まであと一歩及ばなかったが、本塁打数は前年の「10」から「16」とアップ。三番・山田哲人、四番・バレンティンとともに3者連続本塁打を2度マークするなど、長打力も発揮して低迷するチームを必死に鼓舞した。

写真=BBM
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