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期待がふくらむ新たなロッテの「15」「16」「17」「18」

 

背番号が「16」に変更された種市


 投手にとって「10番台」の背番号は一つのステータスであり、主力投手の証でもある。このオフ、ロッテの「15」「16」「17」「18」が新たな選手の背中へと移った。

「15」は楽天からFA移籍した美馬学。楽天では17年オフに「31」から「15」へと変更していたが、当時は闘病中だった今は亡き母親の誕生日が1月5日。「母親を励ますために」背負った番号だけに、「そのまま背負うことができてうれしい」と強い思い入れを持っている。

「16」は高卒3年目にしてチームトップタイの8勝を挙げるなど大ブレークを果たし、「63」から変更となった種市篤暉。大幅昇給を勝ち取った契約更改会見の席上で背番号変更を明かし、「素晴らしい番号をもらった。重みがあるので責任を持って投げたい」と力を込めた。

「17」はドラフト1位ルーキー、163キロ右腕の佐々木朗希。いずれ「170キロ」をたたき出してほしいという球団の願いが込められているが、「成長していく過程で投げることができたら」と言いながらも、「ストレートは誰にも負けないように磨いていきたい」と決意を口にしている。

「18」は自己最多タイとはいえ2019年も7勝に終わったものの、「64」から変更となった二木康太。「こういう番号をもらったからには何が何でもやらなければならない」と新シーズンでの本格覚醒に燃えている。

 中でも世代交代を強く意識させるのが「16」と「18」だ。「16」は2018年まで、「18」は19年に涌井秀章が背負っていた。元エースが楽天へ移籍したことで空いた番号を、未来のエースを期待される21歳の種市と24歳の二木が受け継いだのは必然だった。

 井口資仁監督は敵地ヤフオクドームでのソフトバンクとの開幕戦で、相性を考慮して美馬を開幕投手候補に挙げているが、もちろん若き両右腕も黙ってはいない。種市は「もちろん開幕投手は意識をする」と話し、二木も「先発投手はそこを狙っている。争える1人になりたい」と一歩も引く気はない。

 生まれ変わるロッテ投手陣、その象徴たる4つの「10番台」。「15」「16」「18」による開幕投手争い、そして「17」が描いていく成長曲線に、期待はふくらむばかりだ。

文=杉浦多夢 写真=BBM

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