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このまま順調なら名球会入りの条件が満たせそうな若手は?

 

「名球会」の入会資格は「通算200勝利以上」「通算250セーブ以上」「通算2000安打以上」のいずれかを満たすことだ。では、現役の若手選手の中で、この先名球会入りの条件を満たせそうなのは誰だろうか? 「順調なら名球会入りの条件が満たせそうな若手選手」を紹介する。

早ければあと数年で条件を満たしそうな若手も……


 今回は「20代」の選手を若手と定義し、その中から名球会の入会資格が満たせそうな選手をピックアップしてみた。


●山崎康晃(DeNA)

・通算成績:303試合13勝17敗163セーブ、防御率2.34

 入会資格を満たせそうな若手投手の筆頭は、DeNAの山崎康晃だろう。プロ1年目から抑えに定着して37セーブを記録すると、その後も順調に数字を積み重ね、5年間で早くも163セーブに到達した。入会資格の250セーブまでは残り87。順調ならば、2022年終了時には入会条件が満たせそうだ。まだ27歳と若いため、通算セーブ記録を更新する可能性もある。


●松井裕樹(楽天)

・通算成績:321試合18勝33敗139セーブ、防御率2.62

 楽天の松井裕樹も、セーブ数で入会資格を満たす可能性のある選手だ。プロ2年目に抑えに転向すると、不調だった2018年を除いて毎年30セーブ以上を記録。2019年は38セーブで最多救援投手にも輝いた。入会資格を満たすまで残り111セーブ。2020年から先発に転向することを明言しているが、再び抑えに回って活躍すれば、250セーブも難しくはないだろう。

楽天・浅村栄斗


●浅村栄斗(楽天)

・通算成績:4628打数1317安打、180本塁打、打率.285

 野手では、楽天の浅村栄斗が第1候補だ。浅村の通算安打数は1317本。プロ1年目、3年目を除きこれまで毎シーズン100安打以上を放っており、順調に数字を積み重ねている。入会資格を満たすまで残り683安打。現在29歳なので、このペースを続ければ、30代半ばで達成する計算になる。4年連続でフル出場しているタフさも条件達成の追い風になるだろう。


●山田哲人(ヤクルト)

・通算成績:3598打数1068安打、202本塁打、打率.297

 トリプルスリーを3度達成した山田哲人は、プロ8年間で1068安打を記録。名球会の入会資格を満たすまで残りは932本だ。先は長いが、調子を落とした2017年も130安打を放つなど、毎年一定以上の成績を残しており、順調なら条件を満たすだろう。2019年オフの契約更改では単年契約を結んでおり、将来メジャーに行く可能性もある。その場合は、日米通算安打数での条件達成を目指すことになる。


●森友哉(西武)

・通算成績:1992打数594安打、74本塁打、打率.298

 2019年に捕手として史上4人目の首位打者になった森友哉は、プロ6年で通算594安打。入会資格を満たすまで残り1406本とまだまだゴールは遠い。しかし、ケガで満足に出場できなかった年以外は全て100安打以上を記録しており、2019年は自己最多の162安打とさらにバッティングに磨きがかかった。まだ24歳と若いので、順調ならば2000安打を達成してくれるだろう。

 順調ならばこの先名球会入りの条件が満たせそうな若手選手を紹介した。特にDeNAの山崎は驚異的なスピードでセーブ数を積み重ねており、史上最速で入会資格を満たすかもしれない。2020年はどれだけ数字を積み重ねるのか、彼らの活躍を期待したい。

文=中田ボンベ@dcp 写真=BBM
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