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セ・リーグ6球団 2020年最も大きな飛躍が期待できる若手は?

 

読売ジャイアンツ



 二塁の定位置を誰が奪うのか。山口俊のブルージェイズ移籍が決まり、大きな穴が開いた先発の陣容とともに2020年、大注目のポイントだ。順当ならば昨季開幕から一番・二塁に座り、原辰徳監督に「打線のキーマン」と言われながら腰痛でシーズンを棒に振った吉川尚輝が帰ってくるが、吉川尚の離脱後に二塁を守った山本泰寛、若林晃弘に、ペナントレース終盤とポストシーズンでポジションを奪った田中俊太の“93年組(今季中に27歳)”が次なる候補。ただし、昨季は期間限定で、今季よりヘッドに昇格する元木大介コーチも「2カ月程度しかもたないなら話にならない」と厳しい。絶対的な二塁手の出現は長年のチームの悲願でもあり、チーム力のアップにもつながる。20年こそ“固定”はなるか。

広島東洋カープ



 広島では今季から先発に転向する遠藤淳志が注目株だ。昨シーズンは主にセットアップで起用され、1勝1敗1セーブ、防御率3.16の成績を残した。もともと先発タイプの本格派とあって、本人も先発で勝負したい意向があり、2020年はそれを実現させる年になる。140キロ台後半のストレートにタテのカーブ、スライダー、フォーク、チェンジアップと、先発投手としての組み立てが可能な球種もある。やや細身の体だが、このオフは増量計画を進行させ、パワーとスタミナのアップを図っている。「先発5枚目、6枚目でいい、ではなく、本当に上を目指してやっていきたい」。今季、先発の一角に定着し、いきなり勝ち星を重ねたとしても不思議ではない。

横浜DeNAベイスターズ



 筒香嘉智のメジャー移籍によってクリーンアップの一枠が空く2020年。そのイスに座る若手として期待されるのが4年目の佐野恵太だ。昨季は代打で結果を残し、シーズン終盤には11試合で四番を任された。規定打席には届かなかったものの、打率.295、5本塁打、33打点とシーズンを通して一軍に定着。得点圏打率.367と勝負強さが光った。本人も「かなりチャンスだと思っている。レギュラー争いに勝っていきたい」と今季にかける思いは並々ならぬものがある。筒香の後を継いでキャプテン候補に名前が挙げられるなど「2020年注目の男」から目が離せない。

阪神タイガース



 調子のいいときには、どんな打者でも手をつけならないキレのあるストレートを投げる。チームメートの誰もがそう答える存在が2020年にプロ3年目を迎える高橋遥人だ。2019年は19試合に登板し3勝9敗、防御率3.78という成績だったが、クオリティースタートは10試合と試合は作った。どちらかといえば、いい投球をしていても味方打線の援護がなく、先に点を与えてしまう場面があった。今季は粘り強い投球ができる体作りに励み、常に最良の状態でマウンドに上がることができれば、先発ローテを1年間守り2019年の成績と逆(9勝3敗)以上、2ケタ勝利はできる存在だ。

中日ドラゴンズ



 うなりを上げるようなストレートを見れば、誰もが未来のエースと期待する。2020年、プロ2年目を迎える梅津晃大には、先発ローテーション入りが望まれる。ルーキーイヤーの昨年は、6試合に登板して4勝1敗。187センチの長身もあって、上から投げ下ろすようなストレートの威力はすさまじい。春季キャンプは右肩を痛めて出遅れ、一軍デビューは8月12日の阪神戦(ナゴヤドーム)と遅かったものの、全6試合で大崩れすることなく、シーズン終了後まで先発の一角を任された。来季は一軍を完走し、未来への糧にしたい。

東京ヤクルトスワローズ



 救援としてフル回転を見せ、バラ色のオフを迎えた梅野雄吾。高卒3年目の2019年シーズン、キャリアハイ、チームトップタイとなる68試合に登板。一時はクローザーを務めるなど4セーブ、28ホールド、防御率3.72とチームに貢献した。それでも本人に慢心はない。目指す位置はクローザーで、「自分の心の中では9回を投げたい」としながらも、ひとまずその思いは封印。中継ぎとして2年続けて結果を残すことに専念する。先発、救援を含めた投手陣の再建が急務なチームの現状もあり、この右腕への期待はさらに高まりそうだ。

写真=BBM

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週刊ベースボール編集部

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