ドラフト1位の163キロ右腕・
佐々木朗希をはじめ支配下の新人5人が一軍スタート、高卒3年目の
安田尚憲、2年目の
藤原恭大がポジションをつかめるかなど、若手の動向には大きな注目が集まるが、シーズンを占う上でも熱を帯びてくるのが開幕投手、先発ローテをめぐる争いだ。
例年より早い3月20日の開幕戦は敵地での
ソフトバンク戦だが、
井口資仁監督は「(開幕投手は)まだ考えていない。ローテーションも分からないので」と横一線の競争であることを示唆している。
昨季は初の開幕投手を務めてチームトップの8勝をマークした
石川歩、同じく8勝を挙げてブレークした高卒4年目の
種市篤暉、今年から背番号18を背負う二木康太、ソフトバンクとの相性抜群の
楽天からFA移籍した
美馬学と開幕投手候補は枚挙にいとまがない。さらに先発ローテ入りを狙うのは
岩下大輝、
小島和哉、
西野勇士、
佐々木千隼など、先発陣は充実の一途をたどっている。
今年も2月13日までという短期集中型のキャンプ。その後はすぐに実戦行脚に繰り出すことになる。キャンプ序盤から主力級の熱のこもったピッチングが展開されるはずのブルペンからは目が離せない。
写真=BBM