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2020春季キャンプ

【巨人キャンプの焦点】二塁手、そして先発ローテ争いに注目

 


 昨季も固定することがかなわなかったセカンドの定位置争い、山口俊のブルージェイズ移籍でさらに枠が広がった先発ローテーション争いに注目だ。

 セカンドは昨年開幕時点では吉川尚輝が一番とともにポジションを手にしたが、腰痛のために4月中旬から離脱、そのままシーズンをリハビリに充てた。代わりに山本泰寛若林晃弘田中俊太増田大輝らがこのポジションに就いたが、いずれも長続きせず。とはいえ吉川尚にもポジションの保証はない。元木大介ヘッドコーチも抜け出す選手の出現に期待しており、これにはまだ二軍公式戦出場のない増田陸や育成の黒田響生も含まれている。坂本勇人のパートナーは果たして誰になるのか。

 また、先発陣も菅野智之、新外国人のA.サンチェス、C.C.メルセデスの3枚以外は横一線。2年目の高橋優貴、昨季8勝の桜井俊貴が一歩リードしているものの、昨季途中に楽天から移籍の古川侑利、高卒2年目の戸郷翔征に加え、先発復帰を目指す田口麗斗、なかなか好機を生かせない今村信貴の両左腕も虎視眈々。1次の宮崎キャンプでは紅白戦3試合が組まれており、実戦の中でふるいにかけられていく。

写真=BBM
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