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2020 春季キャンプ

ブルペンで感じたDeNAドラ2左腕の可能性

 

2ケタ勝利は厳しいかもしれないが、昨年、ルーキーの大貫晋一が先発で6勝をマークしたような働きは十分に期待できる。一軍生き残り、先発ローテ入りに向けてアピールが続く坂本


 DeNAの春季キャンプでは、2016年から大卒ドラフト1位投手のブルペン投球を見てきた。4年前の今永昇太はルーキーながらボールのキレは格が違った。3年前の濱口遥大は腕の振りが素晴らしかった。2年前、東克樹のホームベースを通過する力強いボールにライバル球団の偵察が警戒の色を強め、そして1年前、上茶谷大河の低めに伸びる真っすぐに驚かされた。

 今年、この大卒投手の系譜を受け継ぐのがドラフト2位の坂本裕哉だ。東の立命大時代の後輩であり、同じ左腕ということも手伝って、偉大な先輩たちと並んで先発ローテ入りが期待されている。本人も「これまで大卒投手が活躍されている、その流れを止めないようにしたい」と自覚は十分だ。

 キャンプインから2度目のブルペン入りとなった2月3日の投球では、捕手・嶺井博希を相手に40球を投げ込んだ。3つ隣のレーンで投げる今永の弓のようにしなやかな腕から繰り出される真っすぐには及ばないものの、坂本も指にかかったときのボールは力強さと伸びを感じさせた。

 変化球が多彩だ。この日の投球では、スライダー、カットボール、カーブ、シュート、チェンジアップを試していた。2年前、新人の東が真っすぐで打者を押し込んでいったのとはタイプが異なり、変化球を軸にした技巧派といったイメージ。「チェンジアップ、スライダーが武器」と自身も語る。対戦した打者がどんな反応するのか、実戦登板が楽しみな投手であることに違いはない。

文=滝川和臣 写真=井田新輔

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