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パ・リーグ6球団 最後の首位打者は?

 

福岡ソフトバンクホークス



 2018年シーズンは開幕からコンスタントに安打を重ねた柳田悠岐。月間成績を見ても3割を切ったのは6月のみとシーズン通じて好不調の波がなく、最終的に打率.352をマークした。自身初となる100打点にも到達し、4年連続となる最高出塁率(.431)とともに、15年以来となる首位打者に輝いている。勢いそのままに19年も開幕から9試合で11安打4本塁打と打ちまくり、三冠王の期待も高かったが、直後に左ヒザ裏の肉離れを発症。復帰までは約4カ月と当初の予定よりも大幅に時間を要し、悔しいシーズンとなったのは言うまでもない。この借りは自分のバットで返す。オフに行った右ヒジ手術も開幕を完全な状態で迎えたいからこそ。春季キャンプではB組(二軍)ながら、代名詞のフルスイングを見せている。

埼玉西武ライオンズ



 昨年、捕手として史上4人目の首位打者に輝いたのが森友哉だ。打率.329を残し、チームでは2017年秋山翔吾(現レッズ)以来となるリーディングヒッターとなった。「率を残すにはコースによって打ち分けることが大切だと思います」という言葉どおり、安打を左翼34本、左中間7本、中堅41本、右中間11本、右翼56本と打ち分けた(内野安打は13本)。初球から積極的に打ちに行く姿勢も顕著で0ボール0ストライクからは77打数35安打で打率.435をマーク。「バッテリーからすると初球でストライクを欲しい。ストライクが来る可能性が高いので、そのボールを常に狙おうと思っています」。今季も自らのスタイルを崩さず、安打を量産する。

千葉ロッテマリーンズ



 球界屈指のバットマンが初の首位打者に輝いたのは2012年。独立リーグ出身者として初の規定打席到達を果たすと、打率.312で初タイトルを獲得した。時に悪球打ちとも思える広大なヒッティングゾーンを誇り、16年には打率.339で2度目の首位打者、178安打で最多安打のタイトルも手にした。以降は度重なるケガの影響もあって不本意なシーズンが続くものの、随所に見せる天才的なバットコントールは健在。意外なことにキャリアで打率3割をクリアしたのは首位打者を獲得した2度だけ。最後まで万全な状態を保つことができれば3度目の打率3割クリア、そして首位打者が見えてくるはずだ。

北海道日本ハムファイターズ



 前年の2006年まで小笠原道大巨人にFA移籍)が務めていた三番の座を任され、見事にチームを球団史上初のV2に導いたのが稲葉篤紀だった。トレイ・ヒルマン監督の絶大な信頼を受け、磨きをかけた広角打法でシーズンを通して安打を量産。打率.334のハイアベレージをマークし、プロ13年目で初の首位打者を手にした。またこの2007年は最多安打(176安打)のタイトルも獲得。北の大地に歓喜をもたらした背番号41。札幌ドームを揺らした圧巻の稲葉ジャンプはいまも語り草であり、日本ハム躍進の歴史にその名は欠かせない。

東北楽天ゴールデンイーグルス



 楽天で日本人唯一の首位打者に輝いているのは、現一軍打撃コーチの鉄平だ。2009年に打率.327の成績を収め、その座に就いた。中日時代はレギュラーの座をつかめなかったが、2005年オフにトレードで楽天に移籍すると、「野村再生工場」の下でその才能を開花させ、09年の躍進につなげる。この年、8月に球団新記録となる24試合連続安打をマークするなど、三番打者として大車輪の活躍を見せた。その後はキャプテン、選手会長を務めるなどチームの顔となる。現役を終えたのはオリックスだったが、19年にコーチとして古巣に復帰。球団2人目の首位打者誕生を後押しする。

オリックス・バファローズ


オリックス・糸井嘉男


 リーグ2位躍進の原動力となった。日本ハムからトレード移籍2年目となる2014年、糸井嘉男が自己最高打率.331をマークして初の首位打者に。6月から四番に座るなど、打線の中心に座り6年ぶりのAクラス入りに貢献した。同年で6年連続となる打率3割をマーク。進化し続ける打撃加え、同年31盗塁と一時はリーグトップを走り、史上初の「四番打者の盗塁王」誕生も期待されたシーズンでもあった。出塁率も.424を記録してタイトルを獲得し、6年連続のゴールデン・グラブも受賞。“超人”の名をほしいままにし、阪神に移籍した17年以降も故障こそあるものの18、19年と2年連続で打率3割を記録するなど、その打撃技術は衰えを知らない。

写真=BBM

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週刊ベースボール編集部

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