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大山がベンチも……阪神の運命を握る「外国人8人」の起用法

 


 球団史上最多となる外国人8人制で臨む阪神にハイレベルな競争が生まれている。昨オフにチームの顔だった鳥谷敬が退団。外国人の顔ぶれもガラッと変わった。ランディ・メッセンジャー投手が現役引退し、救援の中心だったラファエル・ドリス投手、ピアース・ジョンソン投手も退団した。

 新たに加入したのがジャスティン・ボーア内野手、ジェリー・サンズ外野手、ジョン・エドワーズ投手、ジョー・ガンケル投手、ロベルト・スアレス投手の5人。オネルキ・ガルシア投手、ジェフリー・マルテ内野手、呂彦青投手(契約最終年)と契約延長した。外国人8人体制と聞くと大所帯に聞こえるが、巨人も昨季は外国人8人制で育成を含めると10人を超えていた。広島も9人の外国人選手が所属していた。外国人の一軍登録枠は4人。残り4人はファームになるため、「若手の出場機会が奪われる」という声も聞かれるが、外国人が守るポジションは一塁、三塁、外野と限られているので若手の出場を剥奪するほどの影響はないともいえる。

 では、各ポジションでどのような競争が繰り広げられるだろうか。先発は中日から移籍した昨季6勝をマークしたガルシア、マイナー通算45勝右腕・ガンケルで争うことになりそうだ。救援はソフトバンクから加入したスアレス、春季キャンプで評価を上げているエドワーズが勝利の方程式を狙う。ガルシア、ガンケルの状態次第ではスアレス、エドワーズの2人が一軍に入る可能性も十分ある。「台湾最強左腕」の呂は一軍昇格にはもう少し時間がかかりそうだ。

 外国人野手の人選は、矢野監督も頭を悩ませるだろう。メジャー通算92本塁打のボーアは四番として期待されるが、守備は一塁しか守れない。昨季一塁を守ったマルテが三塁にコンバートされる可能性が高く、大山悠輔とレギュラー争いを繰り広げることになる。昨年は四番争いを繰り広げた2人の熾烈な戦いはチーム力の底上げにつながる。外野が本職のサンズは韓国プロ野球で昨季打率.305、28本塁打、113打点で打点王を獲得した強打者。センターの近本光司、ライトの糸井嘉男はレギュラー格でサンズの加入で福留孝介高山俊との左翼のレギュラー争いが注目される。

 昨季はリーグ最少の538得点と貧打に苦しんだだけに、ボーア、マルテ、サンズと外国人3選手を一軍で登録する選択肢もある。春季キャンプ、オープン戦の実戦を経て、どのようなメンバーで開幕を迎えるのか注目される。

写真=BBM

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週刊ベースボール編集部

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