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藤川球児だけじゃない! ストレートが魅力的な現役日本人投手

 


 魅力的なストレートを投げる投手といえば、多くの人が阪神・藤川球児を挙げるだろう。ホームベース上でホップするかのような勢いで伸びるストレートは「火の玉」と呼ばれ、多くの強打者を三振に取ってきた。39歳になった現在も、全盛期より球速は落ちたものの、ノビのあるストレートは健在。2020年もストレートで多くの空振りを取ることだろう。今回は、藤川のように「魅力的なストレート」を投げる現役日本人投手5人をピックアップして紹介する。

ストレートと分かっていても打てない剛速球を投げる投手たち



●変化球だけでなくストレートも超一流
千賀滉大(ソフトバンク)

 ソフトバンクの千賀といえば、「お化けフォーク」と呼ばれる落差の大きなフォークが有名だが、ストレートも超一流だ。「弾丸」と形容される千賀のストレートは、2019年には自己最速となる161キロを記録。さらなる進化を遂げた。お化けフォークなど自慢の変化球と組み合わさると打者は手も足も出なくなる。現役最高投手といっても過言ではないだろう。

ソフトバンク・甲斐野央


●世界にも通用した剛速球
甲斐野央(ソフトバンク)

 ソフトバンクは上記の千賀以外にもストレートが持ち味の投手が多く、甲斐野央もその一人だ。2019年がプロ1年目となった甲斐野は、最速158キロを記録したストレートを武器に中継ぎとして活躍。新人とは思えない度胸のある投球でチームの日本一にも貢献した。また、「新人投手による11試合連続無失点」というNPB記録も樹立。今シーズンは右ヒジの故障で出遅れているが、本人の目標である160キロを記録するかに注目だ。


●矢のように鋭い軌道を描くストレート
山本由伸(オリックス)

 オリックスの山本は、最速156キロのストレートと、鋭く変化するツーシームなど多彩な変化球を武器に2019年のパ・リーグ最優秀防御率のタイトルを獲得した。特に矢のように鋭い軌道を描くストレートは、セ・パの並み居る強打者だけでなく、プレミア12で世界でも通用することを証明。年齢も21歳とまだ若くさらなる進化を遂げる可能性は十分にある。


●ボールの回転数は日本トップクラス
三嶋一輝(DeNA)

 セ・リーグでは、日本トップクラスのボール回転数といわれるDeNA・三嶋一輝のストレートに注目したい。2017年まで思うような活躍ができなかった三嶋は、2018年から中継ぎで起用されると一気に存在感を増し、中継ぎの柱に成長。2019年も71試合に登板し、最速156キロのストレートを武器に多くの空振りを奪った。今シーズンも順調な仕上がりを見せており、活躍が期待できる。


●192センチの長身から投げ下ろす鋭いストレート
石川直也(日本ハム)

 今年プロ5年目を迎えた日本ハムの石川は、大谷翔平を彷彿とさせるダイナミックなオーバースローから放たれる最速156キロのストレートが魅力だ。入団3年目の2018年に大きく成長した石川は、2019年には一時不調に陥るものの中継ぎ・抑えとして60試合に登板。192センチの長身から投げ下す鋭いストレートを武器に、並み居る強打者を真っ向から打ち取った。まだコントロールが安定しない場面もあるが、持ち味のストレートを武器に守護神定着を目指したい。

 ほかにもストレートが魅力の日本人投手は数多くいるが、今回は上の5人をピックアップして紹介した。中でも今季でプロ2年目を迎えたソフトバンクの甲斐野は、昨年1年間の経験を基に今シーズンはどのような進化を遂げるのか注目したい選手。現在は右ヒジの故障で戦列を離れているが、復活した際には威力を増したストレートを披露してくれることだろう。

文=中田ボンベ@dcp 写真=BBM

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