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90〜00年代は「捕手黄金期」 古田、谷繁、城島、阿部……No.1は誰?

 

 昨季首位打者を獲得した西武森友哉、強肩を武器とするソフトバンク甲斐拓也など好捕手がいるが、現在は捕手を固定せず、複数の捕手を起用する球団が多い。飛び抜けた能力を持った捕手が少ないのが一因とみられるが、90〜00年代にかけては、プロ野球の歴史に名を残す名捕手がズラリとそろっていた。リアルタイムで見た「最強の捕手」を選ぶ際には意見が割れる。元ヤクルト古田敦也、元中日谷繁元信、元巨人阿部慎之助……あなたが選ぶ「最強の捕手」は誰だろうか。

西武・伊東勤


・伊東勤(元西武)
 頭脳明晰で、投手の長所を引き出すとともに打者心理を読んだリードに長けていた。西武の黄金時代を支え、現役時代実働22年のうち14度のリーグ優勝、8度の日本一を経験。捕手としての通算出場試合数2327は歴代3位。ベストナイン10回、ゴールデン・グラブ賞11回受賞している。捕手としてプロ野球記録となる1263守備機会連続無失策を記録。西武、ロッテの監督を歴任し、現在は中日の一軍ヘッドコーチを務めている。

ヤクルト・古田敦也


・古田敦也(ヤクルト)
 当時では異端だった「眼鏡をかける捕手」で、野村克也監督の薫陶を受けて「ID野球の申し子」と言われた。シーズン盗塁阻止率.644と通算盗塁阻止率.462はともに日本記録。打撃も首位打者を獲得するなど、捕手でプロ野球史上最多の通算8回のシーズン打率3割をマークした。大卒・社会人を経てプロ入りした選手では史上初の通算2000安打も達成。「史上最強の捕手」の呼び声高い。

中日・谷繁元信


・谷繁元信(横浜、中日)
 通算3021試合出場は日本プロ野球記録。意外性のある打撃で通算229本塁打とパンチ力もあった。通算2108安打を放っているが、中日時代のプロ25年目、9693打席目での2000安打達成は史上最遅で42歳での到達も最年長記録だった。卓越した技術を誇るキャッチング、投手の能力を引き出す強気のリード、捕ってから送球するまでの速さは選手間で評判が高く、「ナンバーワン捕手」として推す声は多い。

ダイエー・城島健司


・城島健司(ソフトバンク、マリナーズ、阪神
 日米で活躍した強肩強打の捕手。2003年には打率.330、34本塁打、119打点でダイエーの3年ぶりのリーグ優勝に貢献。MVPに輝いた。日本人初の正捕手としてメジャー・リーグでも活躍した功績は大きい。01年から04年まで4年連続リーグトップの盗塁阻止率、マリナーズでも07年にリーグトップの盗塁阻止率.465と強肩にも定評があり、座ったまま一塁けん制や二塁送球するなど規格外の捕手だった。

巨人・阿部慎之助


・阿部慎之助(巨人)
 巨人史上最強の捕手。アマチュア時代から強肩と安定したスローイングに定評があり、巨人では強いリーダーシップで投手陣から絶大な信頼を誇った。左の強打も大きな魅力で、スイングを始めてから腰を捕手方向に捻る「ツイスト打法」で緩急に対応して話題に。「投げる球がない」と相手が脱帽するほどだった。通算打率.284で2132安打を積み上げた。406本塁打は野村克也氏の657本塁打に次いで、捕手では2番目に多い。

写真=BBM

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週刊ベースボール編集部

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