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森友哉が指導役で山川穂高、外崎修汰らが捕手練習。その効果は?

 

捕手用具をつけて練習を行った左から外崎、山川、森、川越(写真=球団提供)


 4月7日朝10時ごろ、見慣れない姿で、山川穂高外崎修汰森友哉川越誠司がメットライフドームのグラウンドに降りてきた。全員そろって捕手装備だ。「今日はもともと4人でキャッチャーの練習をしよう、ということになっていたんです。山川さんと友哉の提案です」と外崎。まずはワンバウンドのブロッキング練習でスタート。捕手役、投手役は4人が持ち回りで担当した。さすがに機敏な動きを見せた森は、山川が投じたワンバウンドを見事にブロッキング。右も左も難なくさばいた。

 続いて、山川。いたずらっぽく笑った森は秋元宏作バッテーリーコーチさながらに厳しいボールを投じると「めっちゃきつい」「汗がやばい」といって大きく息を吐いた。サウスポーの川越は右手にミットをはめ挑んだが、こちらも山川同様、慣れない動きにうろたえた。最後に外崎もチャレンジしたが体がついてこなかった。

苦悶の表情を浮かべてブロッキングの基礎練習を行った(写真=球団提供)


 次に4人が行ったのはブロッキングの基礎練習の一環で、両足を同時に地面について前に進む練習。先陣を切った森は涼しい顔で進むが、続いた山川、外崎、川越は苦しい表情を浮かべた。これらの練習は捕手のみが行うもので、内野手、外野手は行うことはない。現在は「自主練習」のため、監督、コーチは不在でメニューを決めるのも選手各々だ。ブロッキングの基礎練習は「股関節の強化」や「可動域の改善につながるもの」とされる。

「森が普段やっているキャッチャーの練習が大変というので、やってみようということになりました。下半身を早く使わないといけないのですごくキツかった。キャッチャーはすごい。重労働というけれど、重たい防具をつけてあんな動きをするんですからね」(山川)

「友哉のすごさを実感しましたね(笑)。うまいこと、体を使って機敏に動いているな、と。僕は思うように体が動きませんでした。バランスも難しいし、キツかったです! 普段の練習の動きだと鍛えられないので良かったです」(外崎)

「キャッチャーはすごい。それに尽きます。普段絶対しない動きをして、捕手の皆さんの気持ちが分かりました。最高の練習ができました」(川越)

 このように捕手以外の3人は捕手練習の感想を述べたが、森は「個人的にもこの練習をしたかった。股関節を鍛えるにもいい動きだと思うし、この練習は打撃にもいきると思う。自主練ならではですよね。いい練習になった。皆の点数? 外崎さんは60点、川越さんは4点」、そして冗談っぽく「山川さんは2点(笑)」。

 苦しい練習を終えた後、山川と森はロングティーを敢行。一行は充実した表情で球場を引き揚げた。

西武ライオンズ
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