自主練習が始まって以来、ほぼ毎日メットライフドームに姿を現し、調整を続ける外崎修汰。メニューは日によって変わるが、4月30日はキャッチボールやノックなどの軽めのメニューをこなし、ほどよく汗を流した。
「3月20日にコンディションを合わせてきましたが、今は打撃の調子を落とさないようにやっています。決められた時間の中でやれることをしっかりやりたいですね」と前を向く。
打撃部門では年を重ねるごとに数字を向上させているが、今年は、盗塁の数にこだわるという。「目標は昨年と同じ30個ですね」と話す外崎は、昨年から自身の盗塁数に応じて、「社会福祉法人 所沢市社会福祉協議会」の「所沢市こども未来基金」に寄付し、こども食堂をはじめとした子どもたちの居場所づくり支援活動に役立ててもらう。1盗塁につき1万円と決めており、昨年の盗塁数は22個。「盗塁(の感覚)は実戦の中なので、シーズンが始まってから」と控えめに話したものの、昨年の数字を上回る意気込みだ。
そんな外崎は、家に帰ればパパの顔。「ゆっくりした時間をこうして家族と過ごすことはなかなかできないので。娘の成長も早いです。変化がたくさんありますよ」と3歳の愛娘に目を細める。娘と過ごす貴重な時間は、「おままごと」に充てられるという。もっぱらその内容は『アナと雪の女王』。エルサが大好きな娘を相手にユーティリティーの外崎は自宅の中で、同ストーリーの登場人物である「オラフ」や「クリストフ」に変身しているというのだ。「なかなか慣れないですよね(笑)。物語のシーンを再現することもあれば、そうでないことも……。30分くらいやりますよ」と笑った。
グラウンドでも自宅でも変幻自在に大活躍の外崎。球場にアップルパンチが響き渡る日を楽しみにしたい。
西武ライオンズ