自主練習期間中もムダにしなかった。「しっかりイチから体づくりができました。下半身の強化であったり、体をいじめ抜きました。より強い体になったと感じています」と胸を張るのが西武・森友哉だ。ただ、やはり打撃の感覚は簡単に戻らない。
チーム練習再開2日となった5月19日、メットライフドームで久しぶりのフリー打撃に臨んだ。「自粛期間中も練習はしてきましたが、マシン打撃のみでしたし、人が投げた球を打つ感覚を取り戻すことを意識しています。現時点ではまだ目が慣れていないです。タイミングの取り方やアジャストの仕方など、まだまだこれからですね。(実戦に向けて)体のキレや実戦の感覚というところを準備しなければいけないと思っています。」。
それでも、「みんなで練習できたことはうれしいことですし、昨日からまたギアを上げて開幕に向けて、気持ちを入れるいい機会だったと思います」とテンションは上がってきている。
最短で6月19日の開幕が見込まれる。「とても難しいです。早く始まってほしいというのは、自分はもちろん選手みんなが感じていることですが、これは仕方ないことなので。その期間を大事に過ごしています。なるべく急ピッチで仕上げていかなければいけないとは思っています。練習をたくさんすれば感覚は戻ると思いますが、限られた練習時間の中で戻さないといけないので、より集中してやっていくしかないです」。
投手陣ともなるべく会話をするようにしている。「ブルペンをみた感じでは、仕上がっている投手もいたなという印象です」。攻守両面において、開幕へ向けて最善の準備をしていく。
西武ライオンズ