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狙うは3年連続本塁打王。西武・山川穂高は「仮に100試合でも40本打ちたい」

 


 分離してのチーム練習が再開した西武だが、四番を打つ山川穂高は「焦りが出てきている」という。「思い描いたとおりにできた部分とそうでない部分があったので、いまは焦りのほうが大きいです」。試合数が削減され、6月後半の開幕となることが予想されるが、「こういう事態が始めてなので調整がうまくいくかもわからないし、死に物狂いでやるしかないのかなと思います」と語る。

 実際に体に大きな負荷をかけるトレーニングに取り組む。「個人的な練習については、キャンプ、自主トレよりキツイことをやったと思います。例えば普段10本のダッシュを50本にしたりしました」。

 ただ、シーズン全体を見通しているのも確かだ。「シーズンが終わったときにいい成績が出るように練習をしているので、自主練習中も追い込んでいましたし、開幕のときがすべてではないと思うので、シーズンが終わった時にチームもいい成績で終わることをイメージしています」。

 当然、狙うは3年連続本塁打王だ。「もちろんです。40本近くは打ちたいです。そのつもりで練習していますし、143試合でも40本、仮に100試合になったとしても40本打ちたいのが本音です。相当難しいですが」

 新型コロナウイルスにより、世界が一変。自身の心に新たな思いも芽生えた。「今までは自分のことばかり考えていましたが、あらためてファンの方の持つ力の意味を感じました。違う形でも恩返しができたらと思ってSNSを配信しましたが、本来は野球で恩返しできるのが一番だと思います。ここから先、無観客でも熱い試合をするというのが一番いいのかなと思います」。

 新背番号「3」を背負う今季、ファンの夢を乗せた大アーチを誰よりも放つ。

写真=BBM
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