「まだ数日だけど今までにない感覚。勝負できると思います」と明るく話すのは水口大地だ。打撃好調の水口は、きょう全体練習を終えた後も約1時間、トスバッティングとフリー打撃を行い、汗を流した。
29日の紅白戦では3打数2安打1盗塁と存在感を示していた水口が手応えを感じたのは第2打席。
ギャレットの150キロを超える直球をファウルで粘り、最後はその直球をライナーでレフト前に弾き返した。「いつもだったらファウルになっていたと思います。阿部(真宏)コーチ、赤田(将吾)コーチに指導いただき、『強く打ち返す』ということを意識してやってきた。いい感覚だと思います」と笑顔で振り返った。
水口は自主練習期間中、「攻守走すべてにレベルアップする」というテーマを掲げてやってきた。自分の弱さを感じる中で、ウエート・トレーニングに注力。電話でトレーナーにアドバイスを請い、自ら考えたメニューを
金子侑司とともにこなした。この期間、同じく筋力アップに多くの時間を割いた金子は「“水口トレーナー”と頑張っていますよ」と笑顔を見せていたとおり、いい練習期間になったようだ。
「体はできてきたと思います。後はその体をどう使っていくかというところですね」と話した水口。8年目を迎え今季、さらにレベルアップしてチームの勝利に貢献する。
西武ライオンズ