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打線のカギを握る! パ・リーグ6球団「三番打者事情」

 

福岡ソフトバンクホークス



 開幕3カードを終えた時点で、バレンティンが2試合、今宮健太が1試合のスタメン出場があるものの、ソフトバンクの三番と言えば、いまや柳田悠岐の定位置となっている。なかなか柳田らしく快音“連発”とはいっていないものの、7月4日の日本ハム戦(札幌ドーム)では今季初の猛打賞をマークし「(3安打ともに)得点に絡むヒットだったし、今日はグラウンドを駆け回りましたね」。後ろを打つバレンティンの調子も上がってきているだけに、三・四番コンビの大爆発で、まずは7日から本拠地・PayPayドームで迎え撃つ首位の楽天をたたき、上昇気運に乗りたいところだ。

東北楽天ゴールデンイーグルス



 昨季の四番から浅村栄斗と入れ替わる形で、来日2年目の助っ人が三番に座っている。一時はバットが湿り、打率1割台に低迷。打順が二番に変更となることもあった。今季第1号が飛び出したのは、9試合目の日本ハム戦(6月28日、楽天生命パーク)。それでも浅村を上回るチームトップの13四球、出塁率.406で貢献していることは確かだ。30日からのロッテ6連戦(同)ではマルチ安打2度と、打撃の調子は戻りつつある。茂木栄五郎鈴木大地の一、二番コンビ、後ろを打つ浅村が7本塁打と好調。昨季の三番打者が昨季33本塁打の打棒を発揮すれば、いよいよスキのない打線が完成する。

千葉ロッテマリーンズ


ロッテ・清田育宏


 相手先発が左腕なら清田育宏、右腕なら安田尚憲と流動的な起用も、直近4試合は清田で固定されている。思い切りの良いスイングで豪華な打撃は魅力十分。一番・荻野貴司が俊足で揺さぶり、二番・角中勝也の巧打で好機を拡大、そして清田、レアードマーティンのクリーンアップで得点を挙げるパターンが開幕ダッシュを呼び込んだ。6月30日からの楽天6連戦(楽天生命パーク)でも、コンスタントに計5安打を放った清田。背番号1のバットで再びチームを上昇気流に乗せたい。

埼玉西武ライオンズ



 開幕から昨季首位打者の森友哉が三番に座っていたが、打率.255と本来の力を発揮できずにいると、7月4日のオリックス戦(メットライフ)では森を五番へ。代わりに三番に入ったのは、それまで五番に座っていた外崎修汰だった。翌日の同カードでも外崎は五番でスタメン出場。2試合で計3安打をマークした。6日現在、外崎は打率.288、1本塁打、9打点だが、出塁率は.393。五番に置いてポイントゲッターを担う役割より、高い出塁能力を生かすべく三番に据えている形だ。昨季、一、四番以外を経験した外崎は三番が58試合と一番多かった。果たして、背番号5がこのまま三番定着となるのか。辻発彦監督の決断やいかに――。

北海道日本ハムファイターズ


日本ハム・近藤健介


 日本ハムの三番は開幕から近藤健介が担っている。今シーズンは二番、六番以降の下位打線は、日替わりでめまぐるしく変わる中で三番は一番(西川遥輝)、四番(中田翔)と同じく完全固定。打率こそ.271と近藤の持っている力からすれば物足りない数字だが、定評のある選球眼の良さで四球の数はチームダントツトップの16。出塁率も.446とさすがの存在感を発揮している。湿っていたバットもここに来て復調の兆しを見せてきており、本領発揮の予感は十分。「打率4割に最も近い男」が悲願の首位打者獲得、そしてチームの4年ぶりVの原動力となる。

オリックス・バファローズ


オリックス・吉田正尚


 今季も安定感はチーム一だ。開幕戦からやや低調だったものの、7月1日の西武戦(メットライフ)ではチームの連敗を7で止める先制かつ決勝の2ラン。4日の同戦でも8回に逆転2ランを放つなど一発長打を見せつつ、外角のボールは逆方向へ鋭い打球を飛ばして、打率は.339をマークしている。昨季最終盤まで首位打者争いを演じ、日本代表でも五番を担ったその実力は誰もが認めるところ。「しびれる試合をしていきたい」と話す背番号34の奮起なくして、打線は勢いづかないだろう。

写真=BBM

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週刊ベースボール編集部

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