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抜群の勝負強さ! セ・リーグ6球団「五番打者事情」

 

読売ジャイアンツ



 7月20日(24試合終了)時点で全24試合に岡本和真が座る四番とは異なり、五番は相手先発投手との兼ね合い、直近の試合でのパフォーマンスによって変わることが多い。同日時点で最も多いのが中島宏之の11試合で、亀井善行の5試合、大城卓三の4試合、陽岱鋼の3試合、G.パーラの1試合と続く。原辰徳監督は昨シーズン以来、一番と岡本の後を打つ五番を打線のカギを握る打順としてきた。本来は固定が望ましいが、下位打線を含めて得点力は高く(129得点はリーグトップ)、この5人を中心に流動的に戦っていくことになりそうだ。

阪神タイガース



 7月19日の中日戦(甲子園)の五番に入ったのはベテランの福留孝介だった。本来ならボーアがそこに入るのだが……。前夜の試合でのハッスルプレーで右臀部に張りを訴え、この日は治療に専念。もちろん7月21日からの試合に出場すれば、ボーアは五番に入る。7月に入り四番・大山悠輔、五番・ボーアが固定される。6月の打率が.194で0本塁打だったボーアは、7月に入り猛打を振るいだした。7月の月間打率は.333、5本塁打、12打点(7月20日現在)。阪神がV字回復を見せているのも、ボーアの打棒復活によるところが大きい。右臀部の張りが取れれば、豪快な打撃が火曜日から見ることができそうだ。

広島東洋カープ



 開幕直後は、練習試合で好調だったメヒアが務めていたがいい結果を残せず。下半身のコンディション不良で開幕はファームで迎えた松山竜平が6月26日に一軍合流してからは、一時、堂林翔太とのツープラートーンの状態があっただけで、ほぼ松山で固まっている。松山は7月17日からのヤクルト3連戦(マツダ広島)でも第1戦で1号3ラン、第3戦で同点2点二塁打を放つなど、これまで五番に座った15試合で13打点と、カープ打線のカギとなる「鈴木誠也の次」の打順で役割を十分に果たしている。持ち前の、低めを拾うバットコントロールは健在。今季はキャンプから2度ファーム調整となっているだけに、いいコンディションを保っていきたい。

東京ヤクルトスワローズ


ヤクルト・西浦直亨


 開幕から日替わりだったが、現在は西浦直亨が勝負強い打撃で、四番・村上宗隆の後ろを支えている。16打点は、村上に次いで山田哲人と並ぶチーム2位タイ。7月20日現在で5本塁打を放っており、うち五番打者として放った4本塁打はすべて殊勲打だ。同点弾が2本、逆転弾が2本で、すべて勝利に結びつけている。7月18日の広島戦(マツダ広島)でも、同点の5回表、一死満塁から勝ち越し打を放った。リーグトップの28打点を誇る四番・村上が勝負を避けられても、後ろに西浦がいることで、打線がつながっている。

横浜DeNAベイスターズ



 26試合を終えて、ロペスが17試合、宮崎敏郎が9試合でスタメン出場している。四番の佐野恵太の出塁率が.418と高く、続く五番打者には「つなぎ」、もしくは走者を迎え入れる打撃が求められるが、打率.217、得点圏打率.227と状態が上がってこないロペスは、その仕事をまっとうできていない。ここ数試合は、オースティンの離脱もあり、ロペスを三番に置き、宮崎を五番に据えているもののベイスターズ打線全体が湿りがち。五番・宮崎のバットからも快音は聞こえなかった。しかし、7月19日の巨人戦(横浜)で6試合ぶりの打点をマーク。宮崎は併殺打が多いのも悩みの種ではあるが(リーグトップの7併殺)、打率.327、得点圏打率.455の勝負強さで、得点力アップに貢献していきたい。

中日ドラゴンズ


中日・高橋周平


 開幕から五番に座っていたのは主将の高橋周平。勝負強い打撃で安打を放ち、チームトップの打率.333で好調をキープしていたが、7月11日の広島戦(ナゴヤドーム)で一塁に駆け込んだ際、左足太ももの肉離れで登録抹消となった。クリーンアップの一角が抜け、チームとしては緊急事態。アルモンテも左内腹斜筋の筋損傷で治療に専念中のため、現在の五番は日替わり状態が続いている。高橋が抜けてからは木下拓哉アリエル・マルティネス阿部寿樹が座ったが、しばらくは固定せず、相手先発と調子を見て起用していくことになりそうだ。高橋の離脱はルーキー石川昂弥の一軍デビューにもつながったが、一日でも早い復帰が待たれる。

写真=BBM

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週刊ベースボール編集部

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