値千金の一発を放った。8月4日の
ソフトバンク戦(楽天生命パーク)。1点差に迫った8回二死一塁で楽天の四番・浅村栄斗が
モイネロの初球、122キロ低めのカーブをフルスイングすると打球は右翼席に飛び込む逆転2ランとなった。「今年の中でも一番いい感触で打てました」と余韻を噛み締めながら、ゆっくりとダイヤモンドを一周した。
リーグトップの14本塁打、47打点。2冠をひた走る浅村だが、チーム状況などから最近はDHでの出場が続いていた。だが、この日は7月12日のソフトバンク戦(PayPayドーム)以来の二塁手でのスタメン出場。「守備に就いて試合に入ったほうが、自分にとっていいリズムになる」と浅村は明かしたが、確かに二塁手で先発したほうが打撃成績はいい。
・二塁手先発=21試合、79打数26安打、9本塁打、29打点、打率.329
・DH先発=18試合、62打数17安打、5本塁打、18打点、打率.274
「チャンスや守備のピンチをグラウンドに立って肌で味わわないと、試合に入っていきづらい」
やはり、守備に就いているほうが集中力は高まるようだ。
写真=BBM