月に1回行われる、「メットライフ生命presents ライオンズベストプレー賞」の7月度ノミネートプレーが決まり、ライオンズの若手ナインの中では自らの受賞を信じて、にわかに“場外争い”が勃発している。

　今回ノミネートされた5つのプレーのうち3つが7月23日のロッテ戦（メットライフ）で飛び出したもの。川越誠司のプロ入り初本塁打となる決勝2ラン、その日先発の與座海人が自らの初勝利をプロデュースしたピッチャーライナーの「マトリックス・キャッチ」、さらには一発逆転のピンチでフェンスにぶつかりながら中飛をジャンピングキャッチした鈴木将平のプレーだ。

　ちなみにもう2つのプレーは7月26日の同カードでの栗山巧の通算350二塁打、同日、リード・ギャレットが出したメットライフドーム史上最速となる160キロである。

「あのホームランは打った瞬間も完璧でしたし、いいスイングができました。ベストプレー賞、いただきたいです」と話すのは川越。一方で鈴木は、「與座さんの初勝利もかかっていましたし、最後まであきらめない必死のプレーでした。でもあのプレーをノミネートしていただけたのはうれしいですね。受賞は僕で！」と笑った。23日は川越、鈴木に助けられ初勝利をものにした與座は「あの2人には本当に感謝です。川越さんのホームランは本当にうれしかったし、将平のプレーには思わず飛び上がって喜んでしまいました。だけど、この賞はいただきたいです……」と控えめに色気を出した。

「将平はよく捕ってくれた。行かれたと覚悟したけど。川越と與座も『1』がついたので、苦しかったけど本当にいい試合だったな」と当日は辻監督も活躍を称えた３人。もちろん、栗山やギャレットにベストプレー賞をさらわれる可能性もあるが……。彼らへの投票はメットライフ生命キャンペーンページにてできる。

　月間賞の賞金50万円の行方は、今月末に発表予定だ。

メットライフ生命キャンペーンページ

西武ライオンズ