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借金1の3位まで盛り返した中日。先取点別勝敗の勝率はセ・リーグ1位

 


 ここに来て中日が急浮上している。8月は12勝6敗2分け。7月末日時点で14勝21敗2分け、勝率.400の5位だったが、現在は借金1、首位・巨人と5.5ゲーム差の3位まで盛り返してきた。

 原動力は投手陣だろう。7月、8月の月間チーム打率を比較してみると打率.238から.237とそれほど変わりはない。しかし、月間チーム防御率は4.22から2.40と良化。先発陣は大野雄大が8月3連勝と引っ張り、クローザーのR.マルティネスも7月に続き、8月も安定したピッチングを見せている。

 中日の勝ちパターンを見ると、先取点を奪った試合が多く、勝率も高い。

【セ・リーグ先取点別勝敗】
中日   30試合、22勝5敗3分、勝率.815
巨人   26試合、21勝5敗0分、勝率.808
ヤクルト 25試合、15勝8敗2分、勝率.652
広島   26試合、15勝9敗2分、勝率.625
阪神   27試合、15勝10敗2分、勝率.600
DeNA   29試合、16勝11敗2分、勝率.593

 先取点の内訳も1点が11勝2敗1分、2点が8勝3敗1分、3点が2勝1分、4点が1勝。他チームは1点の先制点だけでは安泰といかないが、中日は1点でも先に奪えば強力投手陣の力で試合の主導権を握ることができる。先週もヤクルト、DeNA相手にすべての試合で先制点を奪い、2勝1敗、3勝0敗と勝ち越した。

 今週は甲子園で阪神、東京ドームで巨人と戦うが、やはり先制点が奪えるかが勝敗のカギを握るだろう。

写真=BBM
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