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西武が「SAVE THE EARTH Lions GREEN UP! DAY」を初開催。若獅子寮の食堂から出る廃油が……

 

給油式の様子。(前方左から株式会社西武バス・渡邊社長、当社社長・居郷、株式会社ユーグレナ 出雲社長、後方左からエンジェ、ライナ、レオ、ゆーぐりん。球団提供)


 西武は今シーズン、環境支援の一環として「SAVE THE EARTH Lions GREEN UP! プロジェクト」を立ち上げた。すでに山川穂高森友哉が、1打点につき1万円をそれぞれ積み立て、埼玉県の豊かな自然環境を次世代に引き継いでいくことを目的に創設された「彩の国みどりの基金」などに寄付する活動や、メットライフドームの飲食売店において一部のプラスチック製品の廃止や削減を行うなどの取り組みを実施している。同プロジェクトのさらなる周知・啓発を目的に、9月16日の試合を、「SAVE THE EARTH Lions GREEN UP! DAY」として開催。監督や選手は、グリーン色のキャップを着用するほか、間伐材を使用した木製うちわなどのチャリティーグッズも販売した。

 試合前には、ドーム前広場で式典が行われ、西武の居郷肇社長が、グループ会社である西武バスと、株式会社ユーグレナの代表者とともに出席した。

 西武バスは、9月7日からユーグレナ社が提供する環境に配慮したバイオディーゼル燃料を使用したオリジナルラッピングバスの運行を開始。ユーグレナ社のイメージカラーであるグリーン色をメーンカラーとして採用し、燃料のもととなるミドリムシをあしらったデザインが特徴的で、式ではラッピングバスのお披露目と、バイオディーゼル燃料の給油も行われた。

 西武は、主に若手選手が生活している「若獅子寮」の食堂から出た廃油を回収し、これをバイオディーゼル燃料として活用する取り組みを本日から開始すると発表。ユーグレナ社の出雲充社長から居郷社長に、廃油を回収するために使用するペール缶の授与も式の中で行われた。

 若獅子寮から出る廃油は1カ月で約60リットル。そのうちバイオディーゼル燃料として生まれ変わるのは約56リットルで、約128キロの走行が可能だ。

 式に出席し、ペール缶を受け取った居郷社長は、「本日のイベント、およびセレモニーを開催することで、ひとりでも多くの方に環境支援に対して前向きな行動をとるきっかけになってくれることを願っている」と話した。

西武ライオンズ
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