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「ライオンズ9月ベストプレー賞」を受賞した高橋光成、賞金の使い道は?

 

「メットライフ生命presents ライオンズ9月ベストプレー賞」の受賞が決まった高橋光(球団提供)


「めっちゃうれしいです!」

 満面の笑顔で高橋光成が喜びを表現したのは、「メットライフ生命presents ライオンズ9月ベストプレー賞」の受賞が決まったからだ。

 もちろん、選ばれたプレーは9月8日の対オリックス・バファローズ戦。先発した高橋光が9回無死まで無安打無得点を続けた試合だ。その裏では、「ノーヒットノーラン達成」のビジョンや達成後の単独記者会見の準備が粛々と進められていたが、西野真弘にセンター前ヒットを浴び、夢破れたあの日。それでも気落ちすることなく後続を打ち取り、相手エース・山本由伸との投げ合いを完封勝利で決めたのだった。

 尊敬する背番号13の大先輩、西口文也投手コーチも、「できるものならやってほしかった」と本音をのぞかせながらも「ヒットを打たれた後に、完封できたのが大きい。投球内容としては言うことはないですよ」と太鼓判を押した投球だった。

 高橋光自身、今、当時を振り返っても後悔はないという。

「あのとき、ああすればよかった、とかはないですね。自分の中ではベストピッチングでした」とあの快投を振り返った。そして、賞金の50万円の使い道は、「自己投資」と即答。「やっぱり野球がうまくなるために使わせていただきたい。ノミネートいただいたメットライフ生命の皆さん、投票いただいたファンの皆さんにめっちゃ感謝ですね!」と笑った。

 あの登板の後も“惜しい”投球が何度かあったが、「やっぱりノーヒットノーランはやりたいですよ! そして達成して、メットライフ生命月間ベストプレー賞を受賞したいですね!」と次回の受賞にも意欲を見せた高橋光。9月8日、西口コーチが「このような投球を続けていけば、もっともっと勝てる投手になると思います」と話したように、その力強い投球で一つひとつチームに勝利を重ねていく右腕が、今度は“自己投資”でさらなるパワーアップを遂げるかもしれない。

西武ライオンズ
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