週刊ベースボールONLINE

2020都市対抗野球大会

守備と打撃がキラリと光るHondaの新人・津田翔希/JABA公式サポ・豊島わかなの熱視線!

 

11月22日から12月3日までの12日間、東京ドームで開催される第91回都市対抗野球。週刊ベースボールONLINEでは、同大会にまつわるさまざまな情報や知られざる秘話を『JABA公式サポーター』が日替わりで発信していきます。本日は豊島わかなさんです。

「守備は誰にも負けない」


Hondaのルーキー・津田翔希内野手


 いよいよ残り2日となった第91回都市対抗野球大会。2009年の優勝以来、本大会での2回戦突破がなかなかできないでいた埼玉県狭山市代表・Hondaが、若い力の後押しもあって準決勝進出を決めています。

 中でも守備とバッティングがキラリと光る、ルーキーの津田翔希選手は、自らを「守備の人」と話していた夏場とは違い、打の部分でも輝きを見せています。

 津田選手は、浦和学院高3年時に日本代表に選ばれ、第27回WBSCU-18W杯では11安打8打点をマークし、準優勝に貢献。その後、進んだ東洋大では大学4年間でエラーが1つと堅実な内野守備が魅力で、津田選手自身も「守備は誰にも負けない」と自信を持っています。

「高校時代、誰よりも守備とバントの練習をしました。本当に朝から夜遅くまで。だから特別な何かをしているわけはないですが、人一倍練習をやってきたことが今につながっているんだと思います。バッティングが売りの選手が多いHondaから声がかかったのも、守備を評価してもらえたからかな、と思っているので、期待に応えたいです」

 好調なバッティングに関しては、今年からコーチに就任した多幡雄一コーチの指導のおかげと話します。

「自粛中、多幡さんと一緒にバッティング練習をしました。多幡さんは、いつも強制をしないで、『こうすればこうなるよ』という感じで過程を丁寧に説明してくれます。いただいたアイデアを基に、バッティングフォームを新しくしてみたら、これが自分に合っていました。自分が練習してきたことを試す場がなくて、モチベーションを保つことが難しい時期もありましたが、自粛期間があって良かったな、と今となっては思います」

 大阪ガスとの初戦では、左前打が出るとスタンドに応援に来ていた職場の上司の方に向かって手を振る場面がありました。「応援してくれることがうれしくて、つい手を振ってしまいました」と、都市対抗ならではの喜びも経験したそうです。

「初めての都市対抗で、ここまで来られてうれしいです。次に戦うセガサミーもHondaと同じくバッティングに勢いがあるチーム。まずは二番打者の自分が塁に出て、後ろにいる井上(彰吾)さんにつなぐことに集中して戦いたいです」

 勝負の準決勝。津田選手の華麗な守備とバッティングに熱視線です。

公式サポーター日本野球連盟YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UC26D0n0-QuxyIghG0WqbN0A

PROFILE
豊島わかな(とよしま・わかな)
1986年12月14日生まれ。愛知県出身。2017年から日本野球連盟公式サポーターを務め、社会人野球の魅力を伝えている。
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