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2020ファーム総括

【DeNA】イースタンでV争い、三浦二軍監督の下、若手が成長/2020ファーム総括

 

育成選手をBCLへ派遣


イースタンで勝率第一位のタイトルを獲得した阪口は一軍でも好投。来季は初勝利、一軍定着を狙う


DeNA二軍
イースタン・リーグ2位
79試合42勝32敗2分、勝率.568

 終盤まで首位・楽天を追いかけ、38年ぶりとなるイースタン・リーグ優勝を期待させるも2ゲーム差の2位でシーズンを終えた。それでも、三浦大輔二軍監督が率いるファームはコロナ禍の中、実り多きシーズンを過ごした。

 投手では、通算172勝の三浦監督の薫陶を受けた高卒右腕が成長を遂げた。育成契約ながら宮城滝太はイースタンの最多勝タイトル(5勝)を獲得。主に先発で12試合に登板し、7月末から5連勝。来季の支配下登録へ最高のアピールにつなげている。3年目の阪口皓亮も勝率第一位(4勝1敗、防御率2.07)のタイトルに輝いた。阪口は一軍でも初勝利まであと一歩の好投を演じており(11月1日の阪神戦で5回1失点)、来季は一軍定着を実現させたい。

 野手では一軍経験のある細川成也が最多本塁打(13本塁打)、最多打点(53打点)、最高出塁率(.448)のイースタン打撃部門3冠で無双状態。チーム事情もあり一軍昇格は8月末と遅れたが、11月1日の阪神戦(横浜)では今季1号をかっ飛ばした。ドラ1ルーキーの森敬斗はファームで遊撃のポジションで58試合に出場し、経験を積んだ。10月に一軍初昇格すると、10月28日の巨人戦(横浜)、プロ初打席で初安打をマークしてみせた。

 今季からは育成選手をBCL/神奈川に派遣するなど幅広く実戦経験を積ませた。球団の将来を担う若手の育成に余念がない。

写真=BBM
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