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2020ファーム総括

【ソフトバンク】若手育成と一軍戦力の調整を融合させてのリーグ2連覇/2020ファーム総括

 

リチャードが2冠


ウエスタンで本塁打、打点の2冠に輝いたリチャード


ソフトバンク二軍
ウエスタン・リーグ1位
75試合43勝26敗6分、勝率.623

 昨年に引き続き、ウエスタン・リーグを制した。シーズン序盤から首位を守り、安定した戦いぶりは一軍にも引けをとらない。だが、リーグ連覇にも小川一夫前二軍監督は「目的は優勝じゃない」と語った。「一軍が勝つための準備と、将来的な戦力を育成する。その中で、ゲームに入ったら、常に『勝て』と言っている」。チーム作りにおいての意図は明確だ。

 若手育成と一軍戦力の調整はバランスを取るのが難しい。しかし、ファーム首脳陣は“育てながら勝つ”“調整しながら勝つ”を結果として残してきた。若手育成という点では楽しみな選手が続々登場。本塁打王&打点王に輝いたリチャードは、リーグ優勝が決まった10月29日のオリックス戦(オセアンBS)でも2本塁打をマークした。

 また、同試合でタイムリーを放ったドラフト1位ルーキー・佐藤直樹は盗塁王を獲得。自慢の足は、来季一軍での活躍を予感させる。投手では2年目の杉山一樹が、投球回60イニングで83奪三振。一軍では自己最多タイの157キロをマークするなど進化を見せている。

 若手の成長に一役買っているのがベテラン勢だ。長谷川勇也や、今季二軍に身を置いた内川聖一らがプレーはもちろん、言動などすべての面においてお手本となった。

 ベテランと若手の融合によって強いチームが作られていく。今季は5年ぶりとなる“親子優勝”。二軍から一軍の戦力となった選手も多い。今後もファームからの底上げで、常勝軍団を形成していく。

写真=BBM

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