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2020ファーム総括

【日本ハム】吉田輝星がトップタイの60奪三振をマーク/2020ファーム総括

 

球団初の支配下昇格も


二軍では12試合に投げ、3勝3敗、防御率2.56だった吉田輝


日本ハム二軍
イースタン・リーグ6位
76試合28勝41敗7分、勝率.406

 今季は初めて育成から支配下に昇格した選手が誕生した。第1号は高濱祐仁だ。昨オフに戦力外通告を受け、育成選手として再契約していたが7月8日に支配下登録された。続いて吉報が届いたのは樋口龍之介。昨年秋の育成ドラフト2位で指名され、持ち前の打撃力でアピールに成功。9月22日に育成入団からの支配下選手登録となった。10月25日の楽天戦(楽天生命)ではプロ初本塁打も放ち、こちらも育成出身選手では初となる、球団史に刻むメモリアルアーチとなった。

 ほかにも育成1位ルーキーの宮田輝星はシーズン後半に出場機会を増やし、40試合で打率.319。武器の俊足で13盗塁はチームトップ。さらに強肩を生かした外野守備でも非凡な才能を見せた。来季の支配下登録へ楽しみな存在だ。

 一方で大きな成長が期待された2年目の万波中正は打率.196、8本塁打と苦しみ、層の厚い一軍外野陣に割って入るような成績は残せず悔しさも残る1年だった。

 投手陣では北浦竜次が防御率1.74で最優秀防御率を獲得。一軍では3試合に投げ、0勝1敗、防御率16.20に終わったが、二軍では先発として安定した結果を残し続けた。シーズン最終盤は一軍で実戦経験を積んだ吉田輝星も奪三振は60個を数えイースタン・リーグトップタイで終了。二軍レベルでは真っすぐで圧倒できるようになってきており、今後は北浦とともに一軍で結果が求められる立場になる。

写真=BBM
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