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向上心の塊――獅子の“剛腕セットアッパー”西武・平良海馬/2020の主役

 

今季は54試合に登板し、1勝0敗33ホールド、1セーブ、防御率1.87をマークした平良


 向上心の塊だ。高卒2年目の昨季、シーズン終盤に一軍マウンドで剛腕ぶりを見せつけ連覇に貢献した平良海馬。オフには菊池雄星(マリナーズ)と自主トレを行い、約70万円する投球用トラッキングシステム「ラプソード」を自費購入。開幕までに球質改善に努めた。すると、開幕から10試合連続無安打、9回2/3を無安打に抑える“ノーヒットノーラン”を記録する怪腕ぶりを披露。セットアッパーとしてリーグ1位タイの54試合に登板し、最速160キロを誇る剛速球で相手を圧倒した。

 33ホールドをマークして、防御率1.87。「0点で抑えてベンチに帰ってくるだけ」とマウンドで腕を振り続けた。見事に新人王も獲得。「新人王を獲ることができたと結果を聞いた時は、とてもうれしかったです。シーズン当初はこんなにいい成績を残せるとは思っていませんでしたので、数字的にも満足しています。非常に内容の濃い1年でした」。さらに沖縄県出身では初の栄誉に「自分が最初というのは光栄です。これからもほかの選手が出てきて、沖縄が盛り上がればうれしく思います」と笑みを浮かべた。

「来年は今年以上の活躍ができるように頑張りますので、引き続きご声援をいただけたらうれしいです」。来季もリリーフを務める予定だが、どこまで成長していくか今から楽しみだ。

写真=BBM
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