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リードオフマンとしての輝きを取り戻した日本ハム・西川遥輝/チームリーダーの1年

 

今季は115試合に出場し、打率.306、5本塁打、39打点、42盗塁をマークした西川


 スピードスター復権を証明した1年だった。2年ぶりに盗塁数が40の大台を超えた。昨季は下半身のコンディション不良もあり、20個に届かなかったが、不安を一掃。7月14日のロッテ戦(札幌ドーム)では史上46人目となる通算250盗塁も達成。その時点での西川遥輝の盗塁成功率.863。これは過去46人の中でトップの数字だ。

 打撃でも1つの金字塔を打ち立てた。シーズン開幕2戦目の6月20日西武戦(メットライフ)でマークした今季初安打が、史上304人目の通算1000安打。リーチをかけて臨んだ開幕戦は無安打だっただけに「去年のシーズンが終わってから8カ月以上も経った今日、やっと打ててよかった」とコメント。1年を通して調子の波が落ちることなく、打率も4年ぶりに3割超え。出塁率はキャリアハイの.432と四球を選べる選球眼の鋭さも光った。

 過密日程の中で「何もしない日がないシーズン」と常にコンディションをキープするためのケアを怠らずにハイレベルなパフォーマンスを続けた。新主将として臨んだシーズンで、チームが5位という結果に終わったことは「悔しい」と伸び悩んだ若手を引っ張り切れなかったことには唇を噛んだ。それでもリードオフマンとして能力の高さを示したシーズン。 今オフにポスティングでのメジャー挑戦を目指しているが、その動向も気になるところだ。

写真=BBM
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