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セ・リーグ6球団 キャンプで最注目の若手選手は?

 

読売ジャイアンツ



 東京ドームでキャンプインする19人(主力、ベテラン、外国人選手)の一軍S班がいないとはいえ、原辰徳監督が目を光らせる一軍本隊(宮崎でキャンプイン)に抜擢を受けた横川凱に注目したい。高卒3年目を迎える身長190センチの大型左腕だ。昨季は優勝が決まった後の11月に一軍昇格し、中継ぎでのデビューを経て、11月8日のヤクルト戦(東京ドーム)で先発のマウンドを経験している。勝敗こそつかなかったが、5回3被安打1失点の堂々の投球を披露した。今季は菅野智之戸郷翔征、A.サンチェス井納翔一の4人の右腕が先発ローテーションの柱となりそうだが、残り2枠をかけてこの春、熾烈な競争が予想される。戸郷と同期の大型左腕も、候補選手の1人。宮崎でのアピールに期待したい。

阪神タイガース



 2月1日から始まる春季キャンプで一番の目玉はドラフト1位の佐藤輝明だろう。内野手登録ながら外野もできるため、右翼などでの先発が期待されているが、そこに待ったをかけるのが高卒2年目の井上広大だ。ルーキーイヤーの昨季、ファームで開幕から四番の座に就いた。将来の四番としての英才教育を受けたのだ。その期待に応えるようにチーム最多の9本塁打を放つなど、順調に成長。今春の一軍春季キャンプメンバーに入った。まだまだ粗削りな部分は多いが、打席での雰囲気や積極的に打ちにいく打撃は魅力だ。キャンプでアピールしてオープン戦で結果を残せば、自ずと開幕一軍、それ以上の開幕スタメンの可能性も秘めている。

中日ドラゴンズ



 高卒2年目の岡林勇希が若手の注目株だ。春季キャンプは一軍スタートが決定。ルーキーイヤーの昨年は7月に早くも一軍デビューを飾り、3打席目にしてプロ初安打をマークした。一軍出場は6試合に終わったものの、ファームでの打率.285はウエスタン・リーグ3位で優秀選手賞を受賞。三重・菰野高時代は投手と野手の二刀流だった。入団とともに外野手に転向したばかりでこの成績だから、首脳陣の期待が高まるのは当然だろう。バットコントロールに優れ、ミート力も高い。中日の今季の外野陣はセンターこそ大島洋平が決まっているが、両翼は空いている。「守備と走塁の技術を高めて一軍に多く出場できるようにしたい」と岡林。レギュラー獲りのチャンス。中日の背番号60から目が離せない。

横浜DeNAベイスターズ


DeNA入江大生(写真=球団提供)


 今永昇太東克樹の動向がはっきりしない今季、明大からドラフト1位入団した入江大生はキャンプイン前にもかかわらず、先発ローテの一角に勘定されるほど期待と注目を集めている。今永8勝(2016年)、濱口遥大10勝・新人特別賞(17年)、東11勝・新人王(18年)、上茶谷大河7勝(19年)。過去の大卒1位投手たちと比較されプレッシャーも感じるだろうが、先輩たちから初キャンプの経験談を聞いて確実にプロでの経験を積んでいくはずだ。三浦大輔監督もブルペンで熱視線を送ることだろう。

広島東洋カープ



 昨季、スタメンに9選手を起用するなど、一番打者が固まらなかった広島にあって、最注目の若手は大盛穂だろう。昨季は22試合に一番でスタメン起用され、その際の打率が.264、出塁率が.306だった。足とセンターの守備力にはいいものがあるだけに、課題は何と言っても打撃。昨季通算148打席で50個という三振の多さと、11個という四球の少なさをどれだけ変えていけるかと、打率.125に終わった対左投手対策が課題だ。今キャンプは、長野久義野間峻祥はいるものの、西川龍馬宇草孔基が手術後のため二軍キャンプスタートとなっており、大盛にとってレギュラーへのアピールをする最大のチャンスなのは間違いない。

東京ヤクルトスワローズ


ヤクルト・奥川恭伸


 一軍キャンプ帯同が決まった、2年目の奥川恭伸に注目だ。昨季は右肩に炎症が見つかり、二軍キャンプスタートで、開幕後も右ヒジや上半身のコンディション不良に悩まされ、消化不良に終わった。今季の目標を問われた奥川は、「ケガなくできたら。その中で、一軍で投げられればもっといいのかなと。もちろん(初勝利も)したいなと思いますし、頑張りたいなと思います」と控えめだが、高いポテンシャルを秘める右腕への周囲の期待は高い。万全のコンディションを保ちながら、キャンプでアピールできれば、開幕先発ローテーション入りもあり得るかもしれない。

写真=BBM

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