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「運命の日」は明日…センバツに選ばれるのはどこか? 4つの見どころとは

 

選考委員会は初のオンライン開催


新型コロナウイルスの感染症予防対策により、今年の選抜選考委員会(1月29日)は、初めてオンラインにより開催される(写真は昨年)


 1月29日、第93回選抜高校野球大会の出場32校を決める選抜選考委員会が大阪市内で行われる。例年は全国から選考委員が会場に集まっていたが、今年は感染症対策により、史上初めてオンラインにて開催される。

「運命の日」を前に、4つの見どころを紹介していく。

 まずは、21世紀枠。昨年11月の明治神宮野球大会の中止に伴い「明治神宮大会枠」(従来は優勝地区の一般選考枠が1枠増)の取り扱いは21世紀枠に振り分けられることになった。つまり、3校から1枠増の4校。全国9地区の推薦校から東(知内、八戸西、石橋、三島南、富山北部・水橋)から1校、西(東播磨、矢上、川之石、具志川商)から1校、残る2校は地域を限定せずに選出される。

 富山北部・水橋は3校による連合チーム。両校は2020年に4月に統合され、新たに富山北部として開校された。男子部員の内訳は旧・富山北部2人、水橋2人、新・富山北部13人の計17人で活動している。なお、連合チームが選出されれば史上初だ。

 次に、一般選考枠で議論となりそうなのが以下の3地区である。

「関東・東京」は6枠。昨秋の関東大会4強進出校と、東京大会優勝校はすんなりと選出されそう。残る1校は、関東5位校と東京2位校による比較検討。毎年のように、激しい意見交換が行われるラスト1枠である。昨秋の試合内容から判断すれば、神奈川1位で関東大会8強・東海大相模と、東京準優勝・日大三(東京)で議論されることとなりそうだ。

「近畿」は6枠。昨秋の近畿大会4強進出校までは有力であり、残る2校は例年どおりであれば、準々決勝進出校から選出される見込み。4強進出校には兵庫勢がおらず「地域性」から浮上するのは神戸国際大付(兵庫1位)だが、龍谷大平安(京都1位)、天理(奈良1位)、智弁和歌山(和歌山3位)を含めた議論となりそうだ。

「中国・四国」は5枠。両地区における昨秋の優勝校と準優勝校の計4校の選出は有力であり、残る1枠は中国3位校と四国3位校による比較検討となるはずだ。中国地区は昨秋の中国大会準決勝で、優勝した広島新庄に惜敗した鳥取城北、四国地区は四国大会準決勝で1点差敗退の小松(愛媛)による比較となることが予想される。

 1月29日当日は15時30分からの「選考委員会総会」で21世紀枠4校、続いて、北から一般選考枠28校が発表される予定だ。

写真=BBM
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