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編集部員コラム「Every Day BASEBALL」

渡部健人は『謙虚』、ブランドンは『I can do it』。興味深い言葉が並ぶ西武新人の座右の名とは?

 

B班で連日、精力的に練習をこなしている渡部


 新型コロナウイルスの感染拡大で無観客となっている今年の春季キャンプ。ファンの声援のない異例のキャンプも4日間の日程を終えたが、連日ルーキーたちも奮闘ぶりが伝わってきている。大いなる志を抱いてプロの第一歩を踏み始めた“1年生”たち。己の能力を存分にアピールしている選手がいる一方で、多くの新人はプロの高いレベルに戸惑い、力のなさを実感していることだろう。そんなとき、支えとなるのは「座右の銘」だ。くじけそうになるとき、自らを奮い立たせる言葉。それは、プロ野球選手なら、誰しもが心に携えているはずだ。

 例えば、以下は西武のルーキーたちの「座右の銘」になる。

 1位・渡部健人『謙虚』
 2位・佐々木健『「恩」「悔」』
 3位・山村崇嘉『頑張るときはいつも今』
 4位・若林楽人『幸せはいつも自分の心が決める』
 5位・大曲錬『勝つ投手』
 6位・ブランドン『I can do it』
 7位・仲三河優太『弱気は相手を強気にさせる』

育1位・赤上優人『苦楽力』
育2位・長谷川信哉『百折不撓』
育3位・ジョセフ『Enjoy Life』
育4位・豆田泰志『泰山北斗』
育5位・水上由伸『他喜力』

 非常にバラエティーに富んでいるが、その選手の人生の指針も透けて見えるようで面白い。巨漢スラッガーの渡部はドラフト1位ということもあり注目されてきたが『謙虚』という言葉を挙げているように、有頂天にならずB班で着実に歩みを進めてくれるはずだ。ブランドン、ジョセフといった外国人の父を持つ両選手は『I can do it』『Enjoy Life』。英語で前向きな言葉を掲げ、決して下を向くことなくプロ生活を駆け抜けそうだ。A班に抜擢された若林は『幸せはいつも自分の心が決める』。きっと、厳しい練習でも厳しいと思わずに、前向きに取り組んでくれるだろう。

 いずれにせよ、新人には前向きにに日々を過ごしてもらいたい。

写真=BBM
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