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巨人先発は残り2枠に原監督「実力至上主義」。平内、桜井、今村、横川…チャンスをつかむのは誰だ!

 

「ゲームの結果は重要」


初の対外試合で好投したドラフト1位の平内


 し烈なバトルの火ぶたが切って落とされる。巨人の先発投手陣の争いは、若手、中堅選手の競争枠となりそうだ。

「われわれは選ぶ、選択するという役割がある。ゲームにおいての結果は最も重要なこと。実力至上主義。その1点でしょうね」

 原監督は那覇キャンプでの対外試合7試合を前に予告した。初戦となる2月17日の広島戦(那覇)に先発したドラフト1位・平内龍太を始め、桜井俊貴今村信貴横川凱畠世周高橋優貴が先発枠を争う。

 今季の先発ローテーションは、大黒柱の菅野智之を軸に、サンチェス戸郷翔征が3本柱となることが順当だ。さらに、FAでDeNAから加入した井納翔一も、入団会見で原監督が「先発ローテの一角として中5日、中6日、時には中4日で投げてもらいたい」と想定されている。そうなれば残りは2枠。2月28日に打ち上げとなるキャンプの終盤には、開幕ローテの輪郭が浮かび上がることになりそうだ。

 注目はドラフト1位・平内龍太だ。実戦デビューとなった11日の紅白戦では1回無安打無失点。直球と縦に落ちるスライダーで手応えをつかんだ。さらに、17日の広島戦では3回を1安打無失点。最速150キロをマークし、3三振も奪った。「競争がどんどん激しくなってきた中で、何とか勝ち残れるようにやっていきたい」と燃えている。

6年目の桜井も若手に負けじと先発入りを狙っている


 宮崎キャンプでの投手キャプテンに指名された6年目の桜井は、キャンプインした2月1日にチーム内最多の201球を投げ込んだ。平内に続いて登板した広島戦では3回3安打無失点。「今年は絶対に先発でやる、という気持ちでやっていく」と鼻息荒い。昨季、日本シリーズでの先発を経験した今村と畠も順調に力をつけている。

 昨季は左ヒジ痛などで1勝3敗、防御率4.30に終わった高橋も今季は万全で臨む。大阪桐蔭高から入団3年目の190センチ左腕・横川は体を一回り大きく成長させ、球威の向上に成功。ダークホース的存在だ。

 それぞれにチャンスが与えられる那覇キャンプ、3月のオープン戦。結果で首脳陣を振り向かせるのは、いったいどの投手なのか。

写真=小山真司
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