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元DeNA・石川雄洋が現役引退へ 「次のステージで皆さんに会えるように頑張ります」

 

「今はすっきりした気持ち」


19年8月4日の巨人戦(横浜)では史上301人目の1000安打をマークした


 元DeNA石川雄洋が現役引退を決断した。昨季限りで16年間プレーしていたDeNAを退団。他球団での現役続行を模索し、昨年11月からトレーニングを続けていた。だが、開幕まで2週間を切り、獲得のオファーがない状況であることから今後の見通しが厳しいと判断。神奈川県内の施設で15日に練習を打ち上げ、親しい関係者に引退の挨拶を行った。

「今はすっきりした気持ちです。現役続行は厳しいと思っていたけど、気持ちを切らさずに最後までトレーニングできた。手伝ってくれた個人トレーナーや友人たちには、ありがとうの言葉では伝えられないぐらい助かりました」

 横浜高から2005年ドラフト6巡目で横浜(現DeNA)に入団。09年から遊撃でレギュラーをつかみ、その後は二塁にコンバート。10年にはリーグ2位の36盗塁をマークし、DeNAの初代主将を務めるなどレギュラーとして活躍した。プロ通算1169試合出場で打率.256、23本塁打、224打点、118盗塁。1003安打を積み上げた。

「我慢強く使っていただいた監督の方々、コーチの方々、一緒にプレーした仲間たちに感謝の思いしかありません。僕がレギュラーのときはなかなか勝てず、ファンの皆さんに申し訳ない思いをさせたけど、今のDeNAは十分に強い。僕は選手でなくなりますが、一ファンとして応援します」と古巣にエールを送った。

 今後については、「引退を決断したばかりなのでまだ決まっていませんが、いろいろ挑戦してみたい。次のステージで皆さんにお会いできるように頑張ります」。まだ34歳。野球人生には終止符を打つが、今後も石川らしくひたむきに生きる。

写真=BBM
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