週刊ベースボールONLINE

HOT TOPIC

若林晃弘、吉川尚輝、北村拓己…巨人の熾烈な二塁争いで「最も相手が脅威」の選手は?

 

開幕スタメンは若林



 リーグ3連覇を狙う巨人で激しいレギュラー争いが繰り広げられているのが二塁だ。3月26日の開幕戦・DeNA戦(東京ドーム)は若林晃弘が「二番・二塁」で自身初の開幕スタメン。オープン戦で楽天田中将大から本塁打を放つなど打率.371、2本塁打と好調の打撃を買われて抜擢された。

 若林は初回に一番・梶谷隆幸に続き、四球を選んでチャンスを拡大。3点の先制をおぜん立てした。7回も今季初安打の右前打。2三振はしたが及第点をつけられる内容だった。2試合連続スタメン出場した27日、開幕2戦目の同カードも2回二死二、三塁から右前に2点適時打。しかし、坂本とのランエンドヒットで二塁を回って三塁に進んだ際に右ふくらはぎを痛めて途中交代した。

 対照的に、大きなミスを犯したのが昨年の正二塁手・吉川尚輝だ。開幕戦に代走で途中出場した8回一死一、三塁で、DeNAの左腕・石田健大の一塁へのけん制に飛び出し、三塁走者の代走・重信慎之介が挟殺プレーでアウトとなった。ウィーラーの右越え適時二塁打で2点差に突き放し、さらにたたみかけたい場面で吉川の手痛いミスが試合の流れを変えた。9回に守護神の中川皓太田中俊太に2点左前適時打を浴びて試合は振り出しに。亀井善行のサヨナラ弾で開幕白星スタートを飾ったが、巨人にとっては反省点の多い試合となった。若林が2戦目に途中交代したのを受け、吉川は開幕3戦目に「二番・二塁」で今季初先発出場したが、3打数無安打と快音が聞かれなかった。

巨人・吉川尚輝


 吉川の能力は他球団の首脳陣からも高く評価されている。「広島菊池涼介が8年連続ゴールデン・グラブ賞を獲得しているが、俊足を生かした吉川も守備範囲では負けていない」「難しい球も簡単に安打にする打撃技術は天才的」など賛辞の声が。昨季は自身最多の112試合に出場し、打率.274、8本塁打、32打点。シーズン終盤はリードオフマンとして打線を牽引し、リーグ連覇に攻守で大きく貢献した。だが、出塁率.336、11盗塁は潜在能力の高さを考えれば物足りなく感じてしまう。また、時折出る凡ミスも首脳陣の印象を悪くしている。常勝を義務付けられる巨人でスキを見せるプレーが目立つと、レギュラーに定着できない。

巨人・北村拓己


 吉川のレギュラーが盤石でない中、ほかの選手にもチャンスが十分にある。若林は俊足と内外野守れるユーテリティープレーヤーで勝負強い打撃も魅力。好不調の波を少なくするのがレギュラー獲りのカギを握る。昨季自己最多の57試合に出場した北村拓己も虎視眈々と二塁の定位置を狙う。内野はすべてのポジションをこなし、守備のフットワークが良く、送球も安定している。打撃も成長の跡が見られ、パンチ力に加えて選球眼も優れている。今季の巨人はレギュラーを固めて戦う方針を打ち出している。若林、吉川、北村……二塁のレギュラー争いに要注目だ。

写真=BBM

関連情報

週刊ベースボール編集部

週刊ベースボール編集部が今注目の選手、出来事をお届け

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング