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ソフトバンクは20点…パ・リーグ6球団「クリーンアップ採点」

 

 各球団、開幕してから3カードを消化した。勝敗のカギを握る三番、四番、五番はどのような状態だろうか。パ・リーグ6球団のクリーンアップを100点満点で採点した。

福岡ソフトバンクホークス



ソフトバンクのクリーンアップ採点
20点

 驚くほど打てない……。まだ始まったばかりとは言え、布陣を見ればベストメンバー。何が起きているのかと少し心配になってしまう。開幕から8戦目までは三番・柳田悠岐、四番・グラシアル、五番・中村晃が並んだ。この中で打率2割8分を超えているのはグラシアルのみ。それでも、柳田は8戦目までで2本塁打と要所で怖さは見せている。問題は中村晃だ。3月30日のオリックス戦(京セラドーム)で今季初安打からの猛打賞とようやくエンジンがかかったかと思いきや、その後も調子は上がらず……。器用な男が完全にスランプにハマってしまったように見える。流れを変えるべく、9戦目の4月4日の西武戦(PayPayドーム)では栗原陵矢を五番に。2安打をマークしたものの、結果としてチームが負けてしまい、まだまだ不安解消とはいかない。個々に一発の力はあるだけに、早くつながりを取り戻してほしい。

千葉ロッテマリーンズ



ロッテのクリーンアップ採点
30点

 開幕から日替わりオーダーとなるも、四番・安田尚憲は固定。開幕から打率1割台と低調な背番号5だが、「外すのは簡単」と井口資仁監督が起用を続けている。期待に応えるように、4月1日に適時打を放つと、翌日と合わせて2試合で9打点と荒稼ぎ。2日には本塁打が飛び出すなど、快音が聞かれ始めているが、まだ波がある。三番に座る中村奨吾もコンスタントに安打が出ているが、五番・レアードの奮起も待たれる。2試合連続で16得点を挙げるなど、打線が爆発する試合がある一方で、今季は早くも1点差負けが3試合。僅差の展開で、勝利を手繰り寄せる一打を放ちたい。

埼玉西武ライオンズ


西武・中村剛也


西武のクリーンアップ採点
60点

 3月26日、オリックスとの開幕戦(メットライフ)で三番、四番、五番に名を連ねたのは森友哉山川穂高栗山巧だった。この試合、栗山が初回に適時打、3回に森が本塁打を放つなどクリーンアップの活躍もあり4対3で勝利を収めたが、翌日から栗山が下肢の張りを訴えて欠場。結局、31日に登録抹消されたが、山川も左太もも裏の軽い肉離れで同日に二軍へ。シーズンが始まってすぐ四番、五番を欠く状況に陥ってしまった。4月3日のソフトバンク戦(PayPayドーム)では森−中村剛也−外崎修汰のクリーンアップで臨んだが、外崎が初回に死球を受けて退場。全治不明の左腓骨骨折と、またしても主軸を一軍から消えてしまった。翌4日の同カードでは木村文紀が五番に。幸い、森、中村の状態が良く、チームも勝利を重ねている。栗山、山川、外崎の痛手を感じさせないように、今後もほかの選手が頑張って穴を埋めていくしかない。

東北楽天ゴールデンイーグルス



楽天のクリーンアップ採点
75点

 開幕から三番・島内宏明、四番・浅村栄斗、五番・茂木栄五郎の形が不動となっている。外国人選手不在の中でいずれも指名打者での出場があり、シーズン通して戦う上での負担軽減が見て取れる。絶好調なのは茂木で、開幕9試合目までの2本塁打、8打点、打率.423はいずれもチームトップ。開幕から7試合連続安打、4戦連続打点をマークするなど、群を抜く勝負強さを見せている。対照的にオープン戦打率.400で首位打者となった島内は開幕後にやや低調気味。島内の安打数アップと、現在1本塁打のみの主砲・浅村が本領を発揮し始めれば、得点力はさらにアップする。

北海道日本ハムファイターズ



日本ハムのクリーンアップ採点
20点

 開幕から8試合連続でチーム本塁打ゼロ。両リーグ唯一のノーアーチで、昨季リーグ2位の31本塁打を放った不動の四番・中田翔にもまだ一発は出ていない。ここ数年の課題である長打力不足は今季も深刻だ。中田の後ろを打つ五番には、8試合中4試合で野村佑希が座っている。ロッテ戦2試合はチーム方針で休養を取ったが、リーグ2位の打率.429と好調をキープ。三番には実績のある近藤健介(二番で4試合)、渡邉諒(五番で4試合)が起用されているが、両選手とも4月5日時点で打率.226と低空飛行。勝負どころで主軸が機能できていないことが残塁の多さにも表れている。現時点でのクリーンアップの評価は20点といったところだろうか。

オリックス・バファローズ


オリックス・ジョーンズ


オリックスのクリーンアップ採点
30点

 12球団唯一のチーム防御率1点台(1.87)ながら、開幕3カードを終えて1つの負け越し。投手力は安定しているものの、波に乗れないのは、やはり得点力不足だ。特に得点圏打率.197とあっては、優位に試合を進められない。クリーンアップも固定せず、日替わりオーダーだが、三番・吉田正尚は、ほぼ固定。開幕2戦目から4試合無安打も、4月1日以降は4試合で7安打と打率3割台に乗せており、快音が聞かれ始めたのは好材料だ。あとは後ろを打つ打者。ジョーンズ、モヤが合わせて5打点は寂しい限り。クリーンアップの奮起が、チーム浮上のカギを握る。

写真=BBM

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週刊ベースボール編集部

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