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2021若獅子インタビュー

「野球は0.1秒の世界」西武新人・仲三河優太が体感する緊張感ある場。成功のために取り組んでいること/2021若獅子インタビュー第2回

 

「たくさん経験を積み、野球を深く知る」


4月19日現在、二軍で14試合に出場し、43打数9安打、0本塁打、5打点、打率.209をマークしている仲三河(球団提供)


 大阪桐蔭高から2021年ドラフト7位で入団した仲三河優太。バットコントロールに優れ、180センチ94キロの大きな体からクリーンアップとしても期待される。

 今年の目標は“たくさんの経験を積み、野球を深く知ること”だ。アマチュアからプロになって、試合の雰囲気や試合展開の違いを体感し、「1球の重みが違いますね。その1球で人生が変わると言われるプロの世界に緊張感が増しました」と話す。

 開幕から二軍でほとんどの試合に出場しているが「自分の力を出し切れていない」とうつむき、「投手の圧に負けて、前に打球が飛ばない」と、ここでもプロの球の重みを感じている。

「甘い球が1球あるかないかの世界で、その1球をミスしたときに追い込まれてしまうので、1球で捉えられる練習をしていきたい」と、直球で投手に負けないスイングかつコンパクトに振ることを意識し、打撃マシンに向かう。

 一方で守備もまだ、プロの打球の速さに対応しきれていない。生きた球を捕るのが一番実戦に近いと考え、打撃練習のときには積極的に守備に就くようにしているが、春季キャンプで飛んできた山川穂高の打球に「爆弾のよう」と驚きを隠せなかった。送球までを早くするために、守備位置も大切だ。そのため試合出場がないときには、試合状況と先輩の守備位置を見てポジショニングの確認をする。

“野球は0.1秒の世界”とコーチに聞いて、これまで野球をやってきたが深く理解していなかったと実感した。そこを知るか知らないかで、いかに長く現役を続けられるかどうかが決まる。「ほかの選手の良いプレーを見て、それを自分に置き換えてやってみること、練習以外の私生活からも野球に結び付けて考えていくことをやっていきたい」と野球への理解を深めていく。

西武ライオンズ広報部
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