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本来の力を発揮せよ! セ・リーグ6球団「奮起を促したい選手は?」

 

開幕してから約1カ月が経ったセ・リーグ。連日熱戦が繰り広げられている中で、各球団さまざまな誤算も生じている。「この選手がもっと活躍していれば……」。各球団、奮起を促したい選手を一人、ピックアップしていこう。
記録は4月23日現在

読売ジャイアンツ



 昨オフにDeNAからFAで加入した経験豊富な右腕・井納翔一が苦しんでいる。巨人デビューとなった3月31日の中日戦(バンテリン)は初回に3点の援護を受けながら、1回に3点、2回は1つのアウトも取れず4失点目を喫し、負け投手に。原辰徳監督は「調整不足」と断じて直後に二軍降格が決まり、4月23日時点ではまだ、二軍の先発ローテーション投手として調整を続けている(4試合2勝2敗、防御率3.67)。入団時には指揮官からから「先発ローテの一角として150〜200イニング近く投げてもらうことを考えています」と期待をかけられていたが、汚名を返上するマウンドはいつになるだろうか。

阪神タイガース



 新人にその場を奪われないように奮起するしかない。開幕当初はショートのレギュラーと見られていた木浪聖也。春季キャンプでは課題の守備を強化してきたはずだったが、失策はチーム最多の4。守備の要であるポジションだけに厳しい状況だった。そこに新人の中野拓夢が打撃好調もあり、スタメン出場し、しかも結果を出した。現在も中野がスタメン出場を続けている。木浪も負けているままではいられない。まずは与えられた出場機会にエラーすることなく、安打を打ってアピールすることが求められる。中野と切磋琢磨し、木浪も攻守で向上すれば、チーム力もアップしていく。

東京ヤクルトスワローズ



 速球派リリーバー左腕なら、まだまだやれるはずだ。ヤクルト移籍2年目の長谷川宙輝は、今季4試合に登板して3回1/3を5失点(自責4)、防御率は10.80と苦しんでいる。長谷川は幼いころからヤクルトファンで、五十嵐亮太石井弘寿(現コーチ)の“ロケットボーイズ”にあこがれてきた。その五十嵐の背番号53を受け継いだ今季も、150キロを超える速球を武器に、昨季同様に重要な場面のマウンドに立つはずだったが……。今はトンネルの中にいるが、新球・フォークも習得し、さらなる進化を求めて邁進している。中継ぎができる左腕は貴重。下馬評を覆し、快進撃を見せるスワローズには、長谷川の力が不可欠だ。

広島東洋カープ



 開幕前の構想から考えると、田中広輔とともに誤算となってしまっているのが、堂林翔太だ。昨季は、「10年目の覚醒」を見せ、開幕から25試合終了時点あたりではぶっちぎりで首位打者を走っていたのだが……。今季は開幕直前にコンディションを崩し、開幕には間に合わせたが、ここまでマルチ安打は2試合のみで、打率も18日には1割台まで下がってしまった。現在は安部友裕とのツープラトーンで、相手が左投手のときには先発起用されているが、ファームのゲームで本来捕手の中村奨成がサードで出場するなどしており、不調が続くようなら、そのポジションも安泰ではない。何とか昨年のような感じを取り戻してほしいところだが……。

中日ドラゴンズ


中日・高橋周平


 昨年はプロ9年目にして初の打率3割をマークした高橋周平。主に五番に座り、勝負強い打撃でチームを勝利に導いた。オフはさらなる飛距離を求めてパワーアップに取り組み、体重を10キロ増やすことに成功。しかし、その成果はまだ見られていない。24試合を消化して本塁打はまさかの0本。安打は出ているものの単発で効果的な一打が少ない。打線全体に元気がないため目立っていないが、高橋周らしい思いきった打撃が影を潜めている。与田剛監督は三番から五番に戻すなどして復調を待っている。攻守においてチームになくてはならない大きな存在。キャプテンの調子が戻れば必ずやチームも浮上してくるはずだ。

横浜DeNAベイスターズ



 今季は、本来の力を発揮できていない選手がたくさんいるが、その中でも戸柱恭孝をはじめとする捕手陣の打撃が重症だ。打率は戸柱.122、嶺井博希.160、山本祐大.083。彼らが座る「八番」、続く投手の「九番」で、相手投手が一息ついてしまっているのが現状だ。白星が遠く、難しいチーム状態で投手をリードしなければならない苦悩があることは間違いないが、バットでもチームに貢献しなければ生き残ることはできない。ベイスターズ浮上のカギは、「扇の要」の復調にかかっている。

写真=BBM

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