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神奈川高校野球初の試み前売りチケットは大正解。選手の「安全・安心」の上でもゲームが進行

 

大きな混乱もなく


神奈川の春季県大会は4月24日の準々決勝以降、前売りであり、全席指定。入場時には検温など、感染症予防対策が講じられた


 神奈川の高校野球人気は絶大である。

 春季県大会は準々決勝以降、チケットは前売り(インターネット、コンビニエンスストア)。新型コロナウイルスの感染症対策を受けて、初めての試みだった。

 4月20日の12時から発売が開始されると、待ち構えていたファンがすぐさまアクセス。神奈川県高野連によれば、1時間も経過しないうちに、準々決勝(24、25日)の予定枚数(上限2000人)に達したという。

 例年だと、神奈川の高校野球は当日券を求める徹夜組が出るほどの注目度。こうした「密」を避ける意味でも、前売りは正解だった。また、全席指定席で、試合会場であるサーティーフォー保土ヶ谷球場の入口付近では、混雑することなく入場していた。また、従来であれば、球場周辺は大変な交通渋滞となるが、余裕を持った来場によりスムーズだった。

 場内ではイニングの合間のたびに、球場係員がマスク着用と指定の席で観戦するようアナウンス。スタンドでの応援は拍手のみ。試合は円滑に進行した。

「前売り情報」を事前に周知していても、当日、チケットを求めてきたファンが20人ほどいたという。しかし、大きな混乱はなかった。

 24日夕方の時点で、すでに準決勝(5月3日)はインターネットの予定枚数を終了していたが、決勝(4日)は残っている模様(横浜スタジアム開催のため、上限5000人)だ。

 4都府県(東京、大阪、京都、兵庫)では4月25日から緊急事態宣言が発令される。神奈川では「まん延防止等重点措置」が適用されている。この日までに76試合を終え、残るは決勝まで5試合。選手の「安心・安全」の上でゲームが進行しているのも、大会運営に携わる神奈川高野連の役員の尽力にほかならない。今後も感染症予防対策を徹底し、無事に全日程が消化することを願うばかりだ。

文=岡本朋祐 写真=大賀章好

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