中日の福留孝介が4月18日の
広島戦(バンテリン)で通算400二塁打を記録した。NPB史上13人目の記録に「長くやらせてもらって、こうして記録が達成できてうれしい。また一本でも多く打てるように頑張りたい」と口にした。
上の12人を見てみよう。歴代1位は
立浪和義の487。次いで
福本豊449、
山内一弘448と続く。4位からは
金本知憲440、
稲葉篤紀429、
王貞治422、
張本勲420、
長嶋茂雄418、
松井稼頭央411、
榎本喜八409、
川上哲治408、そして
松原誠の405だ。
福留は2008年から12年までメジャーを経験しており、そこで111本の二塁打を記録している。日米通算で言えば511。これは日本選手では歴代3位の記録となる。2位は松井稼頭央の535(日411、米124)、1位は
イチローの573(日211、米362)だ。ちなみにメジャーの歴代1位はトリス・スピーカーの792。とんでもない数字だ。
シーズンで見ると、福留は3度にわたってリーグ最多の二塁打を放っている。2002年の42、05年の39、06年の47。02年と06年は首位打者のタイトルを獲得している。NPBのシーズン最多二塁打記録は、01年に
オリックスだった
谷佳知の52。全136試合だった。
13人目の400二塁打となった福留だが、43歳11カ月での達成は史上最年長。1926試合目での達成は史上4番目での早さだ。
400二塁打は現役トップの数字だが、その次の現役選手となると誰か。答えは
巨人の
坂本勇人で383。ここまで1812試合だから、福留のペースを上回っている。まだ32歳という年齢を考えても、歴代1位の立浪の記録を抜く可能性も十分にありそうだ。
※記録はすべて4月26日現在
写真=BBM