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セ・リーグは巨人と阪神の一騎打ち?「カギを握るのはDeNA戦」の声が

 

開幕から好調の阪神、巨人


巨人高橋優貴(左)、阪神佐藤輝明ら若手の活躍もあり、今季はここまで好調だ


 セ・リーグは戦前の下馬評で優勝候補に挙げられた阪神と巨人が開幕から好スタートを切った。阪神は安定感抜群の投手陣と、ドラフト1位スラッガー・佐藤輝明の加入で厚みが増した打線ががっちりかみ合って首位をキープ。巨人も新型コロナウイルス陽性判定を受け、ウィーラー中島宏之丸佳浩若林晃弘と主力が戦線離脱したが、松原聖弥香月一也重信慎之介らが奮闘。投手陣も高橋優貴が開幕から5戦5勝と抜群の安定感が光り、首位・阪神を追走している。

「まだ4月なので予想するのは早いかもしれませんが、今年のペナントレースは阪神と巨人の一騎打ちになるのではないでしょうか。広島はエース・大瀬良大地が右腓腹筋挫傷で長期離脱した穴が大きい。昨年の最下位から浮上を目指すヤクルトも頑張っていますが、長丁場のシーズンを考えると投手陣に不安が残ります。中日は打線の得点力不足が深刻なので爆発力に欠ける。DeNAは開幕から負けが込んで最下位に沈んでいますが、打線はリーグ屈指の破壊力を持っています。一、二番が固定できれば面白い。巨人、阪神はDeNA戦の対戦成績が、優勝へのカギを握ると思います」(スポーツ紙遊軍記者)

 4月に2つの引き分けを挟んで10連敗と泥沼状態のDeNAだが、打線を見ると決して他球団に見劣りしない。昨年の首位打者・佐野恵太が四番に座り、2018、19年と2年連続本塁打王に輝いたソト、来日1年目の昨季65試合出場で20本塁打をマークしたオースティン、17年の首位打者・宮崎敏郎が主軸に並ぶ。ミート能力と長打力を兼ね備えたドラフト2位の牧秀悟も開幕から広角に鋭い打球を飛ばして大活躍。新人王の有力候補だ。開幕からつながりを欠いた打線だったが、28日の広島戦(マツダ広島)で18安打13得点と爆発して圧勝。ソトがスイングの鋭さを取り戻し、復調の兆しが見えてきた。

 DeNAはラミレス政権4年目の19年も4月に10連敗を喫して9勝16敗と大きく負け越して最下位に低迷した。借金11までふくらんだが、交流戦で10勝7敗1分けと立て直すなど6月は13勝8敗2分け、7月も15勝8敗1分けの快進撃で貯金は最多の9に。シーズン終盤に失速したが、71勝69敗2分けの2位でシーズンを終えている。

DeNAの三浦大輔監督。ここから意地を見せたい


 過去のペナントレースを紐解くと、下位のチームとの対戦で取りこぼしたのが致命傷になり、優勝を逃したチームが少なくない。ある球団OBは「下位のチームと戦うほうがやりにくいですよ。勝って当たり前と思われますから。あっちもノープレッシャーで開き直って臨んでくるのでその勢いにのまれることがある。今年は巨人、阪神が最下位に沈むDeNA戦でいかに取りこぼさないかでしょうね」と分析する。

 4月には苦悩の表情が多く見られたDeNA・三浦大輔新監督もこのまま負けっぱなしで終わるつもりは毛頭ない。セ・リーグで「台風の目」になるか注目される。

写真=BBM

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週刊ベースボール編集部

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