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代表格は阪神・佐藤輝明? DeNA・牧秀悟? 「1998年世代」の現役選手には誰がいる?

 

今季、大卒新人ながら強打を披露しているDeNA・牧、阪神・佐藤輝


 阪神の佐藤輝明とDeNAの牧秀悟が、力強いバッティングを武器に快進撃を見せている。一方のパ・リーグでは、佐藤輝と同じく昨年ドラフトで注目を集めた楽天早川隆久が3勝をマーク。今季序盤は、1998年世代ルーキーの活躍が目立つ。では、同じ1998年世代(1998年4月1日〜1999年3月31日まで)の現役選手は、ほかに誰がいるのかご存じだろうか?

リーグを席巻する1年目の1998年世代


 2020年5月2日終了時点で登録されている選手のうち、1998年世代は95人いる(外国人選手除く)。このうち52人が2020年のドラフトで加入したルーキー。43人がそれ以前にプロの世界に入った選手だ。

 2020年のドラフトで指名された1998年世代では、やはり阪神の佐藤輝明が代表といえる存在だろう。オープン戦では長嶋茂雄以来となる6本塁打を記録し、公式戦でも一時は調子を落としたものの、5月2日終了時点でリーグ3位の8本塁打をマーク。桑田武清原和博が残した31本塁打の新人記録を更新する可能性も高い。

 また、DeNAの牧秀悟もセ・リーグの新人王争いを面白くしている存在だ。現時点の成績は打率.285(セ12位)、6本塁打(同5位タイ)、23打点(同3位タイ)。打率は一時期より下がったが、新人ながらリーグトップクラスの成績を残している。元気のないチームを盛り上げるためにも、さらなる奮闘を期待したいところだ。

 同じく野手では、西武若林楽人が5月2日終了時点で両リーグ最速の10盗塁を記録するなど12盗塁。自慢の快足を武器に盗塁を量産している。もし盗塁王となれば赤星憲広近本光司(ともに阪神)に続き、プロ1年目では史上3人目の快挙。バットでも結果が出せるようになると、新人王もグッと近づくだろう。

 ほかにも、楽天の早川隆久やロッテ鈴木昭汰広島の中継ぎ陣を支える大道温貴森浦大輔もプロ1年目の1998年生まれ世代。投手もなかなかに粒ぞろいで、プロ1年目ながら同世代の先輩を凌駕する活躍を見せている。

プロ2年目以降の1998年生まれ世代筆頭は?


すでに球界を代表する投手となっているオリックス・山本


 強力な同世代ルーキーを迎え撃つ、プロ2年目以降の1998年生まれ世代。その筆頭はオリックスの山本由伸だ。2017年にドラフト4位で都城高からオリックスに入団した山本は、1年目から一軍デビューを経験。2年目は中継ぎとして4勝2敗1セーブ32ホールドを記録した。先発に転向した2019年には、打線の援護に恵まれない中で、防御率1.95をマーク。最優秀防御率のタイトルに輝いた。ここまで2ケタ勝利は1度もないが、抜群の安定感はNPB屈指と評されている。

 プロ2年目以降の1998年世代投手は、ほかにも西武の今井達也やロッテの種市篤暉ヤクルト梅野雄吾がいる。甲子園の優勝投手でもある今井は、チームを背負って立つ存在になると期待されつつも、ここ3年間は1度も勝ち越しはなし。もどかしい時期を過ごしている。

 種市は2019年に日本人最多の23イニング連続奪三振を記録するなど、一躍チームの主力に成長した選手。しかし、飛躍が期待された2020年は3勝止まり。9月には右ヒジのトミー・ジョン手術を受けており、現在は今期中の復帰を目指している。梅野は2年目からセットアッパーとして頭角を現し、現在も中継ぎの一角としてヤクルト投手陣を支えている。久しぶりのAクラス入りのためにも、今季も変わらぬ活躍が期待される。

 プロ2年目以降の1998年世代野手では、ソフトバンク三森大貴、西武の鈴木将平、DeNAの細川成也中日石垣雅海などが挙げられる。いずれも大きな期待がかけられているが、躍進が目立つ投手に比べるとまだこれからといった印象だ。

 厳しい状況に置かれている選手が多い野手陣の中、昨季注目を集めたのがロッテの和田康士朗。高校野球の経験はないが、独立リーグで頭角を現し、2018年に育成ドラフト1位でロッテに入団した異色の選手だ。育成から支配下に昇格した昨シーズンは、71試合に出場してリーグ3位の23盗塁をマーク。今季も昨季同様、主に代走を中心に起用されており、快足を生かしてチームのチャンスを広げている。

 1998年世代の現役選手をピックアップしてみた。プロ2年目以降の1998年世代も山本を筆頭に粒ぞろいではあるが、やはり佐藤や牧、早川といったルーキー陣の勢いがすさまじい。高卒で入団した選手は今季ではや5年目。これまでのプロ経験を糧に、1年目の同世代に負けない活躍を期待したい。

文=中田ボンベ@dcp 写真=BBM

1998年世代の現役選手【セ・リーグ】


<1998年世代の現役選手>
※1998年4月1日〜1999年3月31日まで
※NPB公式選手一覧掲載順

巨人
平内龍太(1998年8月1日)
山崎伊織(1998年10月10日)
太田龍(1998年11月15日)
山本一輝(1998年6月28日)
大江竜聖(1999年1月15日)
堀岡隼人(1998年9月11日)
萩原哲(1998年5月1日)
奈良木陸(1998年4月16日)
山崎友輔(1998年5月2日)
前田研輝(1998年12月13日)
喜多隆介(1998年8月25日)
加藤廉(1999年1月12日)
加藤壮太(1998年4月15日)
保科広一(1998年6月3日)

●阪神
佐藤蓮(1998年4月11日)
浜地真澄(1998年5月25日)
村上頌樹(1998年6月25日)
榮枝裕貴(1998年5月16日)
佐藤輝明(1999年3月13日)
才木浩人(1998年11月7日)
岩田将貴(1998年6月16日)

●中日
森博人(1998年5月25日)
藤嶋健人(1998年5月8日)
近藤廉(1998年9月22日)
石垣雅海(1998年9月21日)

●DeNA
入江大生(1998年8月26日)
京山将弥(1998年7月4日)
山本祐大(1998年9月11日)
牧秀悟(1998年4月21日)
知野直人(1999年2月16日)
細川成也(1998年8月4日)
石川達也(1998年4月15日)

●広島
大道温貴(1999年1月20日)
森浦大輔(1998年6月15日)
高橋昂也(1998年9月27日)
アドゥワ誠(1998年10月2日)
坂倉将吾(1998年5月29日)
矢野雅哉(1998年12月16日)

●ヤクルト
寺島成輝(1998年7月30日)
木澤尚文(1998年4月25日)
山野太一(1999年3月24日)
梅野雄吾(1999年1月13日)
長谷川宙輝(1998年8月23日)
古賀優大(1998年8月7日)
元山飛優(1998年12月4日)
並木秀尊(1999年3月23日)
丸山翔大(1998年8月22日)

1998年世代の現役選手【パ・リーグ】


<1998年世代の現役選手>
※1998年4月1日〜1999年3月31日まで
※NPB公式選手一覧掲載順

●ソフトバンク
古谷優人(1999年2月19日)
九鬼隆平(1998年9月5日)
三森大貴(1999年2月21日)
佐藤直樹(1998年9月3日)
佐藤宏樹(1999年2月18日)
中道佑哉(1998年9月4日)
中村亮太(1998年5月18日)
緒方理貢(1998年9月22日)

●ロッテ
種市篤暉(1998年9月7日)
鈴木昭汰(1998年9月7日)
小川龍成(1998年4月5日)
和田康士朗(1999年1月14日)
小沼健太(1998年6月11日)
佐藤奨真(1998年6月2日)

●西武
今井達也(1998年5月9日)
浜屋将太(1999年1月26日)
伊藤翔(1999年2月10日)
大曲錬(1998年5月21日)
渡部健人(1998年12月26日)
タイシンガーブランドン大河(1998年6月15日)
若林楽人(1998年4月13日)
鈴木将平(1998年5月20日)
赤上優人(1999年2月10日)
水上由伸(1998年7月13日)
ジョセフ(1999年3月24日)

●楽天
藤平尚真(1998年9月21日)
早川隆久(1998年7月6日)
高田孝一(1998年6月3日)
内間拓馬(1998年11月21日)
高田萌生(1998年7月4日)
石原彪(1999年3月8日)

日本ハム
河野竜生(1998年5月30日)
立野和明(1998年4月3日)
堀瑞輝(1998年5月10日)
古川裕大(1998年6月19日)
郡拓也(1998年4月25日)
今井順之助(1998年5月25日)
五十幡亮汰(1998年11月27日)
齊藤伸治(1998年6月13日)
高山優希(1998年5月17日)

●オリックス
山本由伸(1998年8月17日)
中川颯(1998年10月10日)
榊原翼(1998年8月25日)
山崎颯一郎(1998年6月15日)
佐野如一(1998年9月2日)
宇田川優希(1998年11月10日)
岡崎大輔(1998年9月17日)
田城飛翔(1999年3月19日)

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週刊ベースボール編集部

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