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【セ外国人選手採点】阪神は95点、巨人50点 助っ人の評価が一番高いのは?

 

チームが優勝するために外国人選手の活躍が必要不可欠なのは言うまでもない。今年は新型コロナ禍の影響で助っ人の来日が遅れて開幕に間に合わず、影響を受けた球団は多々あった。現在はほとんどの外国人選手がチームに合流しているが、ここまでの働きぶりは――。セ・リーグ6球団の外国人選手事情を100点満点で採点する。
記録は5月10日現在

阪神タイガース



阪神 95点

 助っ人4人が開幕から好調を維持していることが、セ・リーグ首位を走っている要因と言っても過言ではないだろう。投手では先発のガンケルがケガで登録抹消されたが、負けなしの5勝を挙げている。クローザーのスアレスも負けなしの1勝9セーブと絶好調。チェンが5月7日のDeNA戦(横浜)で打ち込まれたのが少し気がかりか。打線ではリーグ4位の打点(24)と本塁打(8)をマークしているサンズ、同4位の得点(22)を誇るマルテが牽引。総合的に考えると95点は与えられる。ここに新助っ人で韓国リーグ最多勝のアルカンタラと同じく韓国リーグ2冠のロハス・ジュニアが絡んでくる。ガンケルが抹消となりアルカンタラが一軍登録となる可能性が高く、その投球に期待がかかる。

読売ジャイアンツ



巨人 50点

 支配下の外国人選手8人のうち、J.スモークとE.テームズが新助っ人。新型コロナ禍の影響で来日が遅れ、4月27日のヤクルト戦(神宮)でそろってデビューを果たした。ただし、この試合でテームズがアキレス腱断裂で今季はほぼ絶望と残念な結果に。一方のスモークはコンスタントに安打を放ち、長打が出てくればいうことはない。テームズの穴を埋めるのがZ.ウィーラーで、入院で一時離脱も4割超えの打率でその穴を埋めている。野手陣に関しては70点の評価。一方の投手陣はA.サンチェスが5戦2勝、中継ぎのT.ビエイラが安定感を欠き、R.デラロサは6戦5セーブで無失点も、一時帰国などで現在抹消中と、期待値を下回る(30点)。デラロサ、C.C.メルセデスの一軍復帰が待たれる。

東京ヤクルトスワローズ


ヤクルト・サイスニード


ヤクルト 50点

 シーズン途中合流の助っ人組では、オスナが打率.277に4二塁打など、アベレージを残しつつ時には長打で打線を支え、サンタナは打率.214とやや確実性には欠けるものの、すでに4本塁打と長打力をいかんなく発揮している。投手では5月9日の巨人戦(東京ドーム)で先発したサイスニードが、4回途中3失点。及第点とは言いがたいが、これから対応していきそうだ。バンデンハークもおり、大きな心配はないだろう。ただ、ともに3年目を迎える助っ人たちが心配だ。スアレスは少々疲れを見せており、最近は持ち味の粘りの投球ができていない。リリーフのマクガフはすでに3被弾と、とらえられることが増えている。チームの浮上には新旧助っ人の活躍が欠かせないだけに、今後の奮起に期待がかかる。

広島東洋カープ



広島 50点

 新型コロナウイルス感染拡大防止のための入国制限でバードネバラスカスの両投手の合流が遅れたことを差し引いても、フランスアが右ヒザ手術で戦列離脱し、現在一軍で稼働している外国人選手はクロンとコルニエルの2人のみと、他球団と比較すると外国人選手依存度はかなり低い構成になっている。オープン戦で.063と打率が上がらず心配されたクロンは、開幕後も一度ファームでの再調整を挟み、スタメン起用されるようにはなったが、ここまで3本塁打で打率.221。助っ人として十分な働きとは言えない。むしろ、シーズン前に支配下登録されたコルニエルが、回またぎのリリーフもこなして12試合で防御率0.92と奮闘しているのが収穫となっている。

中日ドラゴンズ



中日 80点

 得点力不足に苦しむチームにおいて、四番に座るビシエドの存在は大きい。それは何も今年に限ったことではなく、来日した2016年からずっとそうだ。以前のような破壊力はなくなったという声もあるが、相手投手に与える威圧感はチームの中でやはりNo.1だ。ビシエドとともにチームに欠かせないのが抑えを務めるR.マルティネス。160キロのストレートの威力は今年も抜群。ただこのR.マルティネスとA.マルティネスロドリゲスのキューバ勢3人は東京五輪予選のために5月中旬には離日する。そのために巧打者のガーバー、左腕のロサリオを獲得したわけだが、この2人はまだ少し時間がかかりそうだ。ビシエドは不動の四番だが、ガーバーとロサリオへの過度な期待は禁物かもしれない。

横浜DeNAベイスターズ



DeNA 80点

 12球団の中でも助っ人に依存する割合が高く、彼らがコロナ禍の影響で不在だった時期に大型連敗を喫したことがチーム事情を物語っている。実際にソト、オースティンの大砲2人に当たりが出始めた5月から、チームに白星が増え始めた。得点力を考えても2人がいなければベイスターズの攻撃は成り立たないと言ってもいい。投手ではピープルズ、新助っ人のロメロがひ弱な先発陣を埋めるべく奮闘中。リリーフでは新加入のシェケルフォードと、抜群の安定感を誇る剛腕左腕・エスコバーがブルペンを支える。

写真=BBM

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